永瀬拓矢王座が第2局を制する
第69期王座戦五番勝負第2局は、100手までで永瀬拓矢王座が勝ちました。終局時刻は20時12分。消費時間は☗木村5時間0分、☖永瀬4時間50分(持ち時間各5時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。
これで五番勝負の成績は1勝1敗のタイになりました。
第3局は9月22日(水)に神奈川県秦野市「元湯 陣屋」にて行われます。
(翔)
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第69期王座戦五番勝負第2局は、100手までで永瀬拓矢王座が勝ちました。終局時刻は20時12分。消費時間は☗木村5時間0分、☖永瀬4時間50分(持ち時間各5時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。
これで五番勝負の成績は1勝1敗のタイになりました。
第3局は9月22日(水)に神奈川県秦野市「元湯 陣屋」にて行われます。
(翔)
17時半になり、夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は☗木村3時間56分、☖永瀬3時間42分(持ち時間各5時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。
夕食の注文は永瀬王座が天ざるそば、木村九段がざるそばです。
対局は18時に再開します。
(翔)
Paravi(パラビ)では17時から大盤解説会が行われます。解説は飯島栄治八段、聞き手は竹部さゆり女流四段。会場から飯島八段のコメントが届きました。
(聞き手の竹部さゆり女流四段と、解説の飯島栄治八段)
飯島八段は「相掛かりの将棋でも、きょうの将棋は、木村九段の重い棋風がよくあらわれている展開に進んでいる。ここまでは木村九段が1筋から攻勢をかけて、うまく攻め込んでいる。永瀬王座も△8五飛(52手目)から勝負に出て、真っ向勝負になっている。この後も、かなり面白い終盤戦になりそうだ」と話しています。
(翔)
永瀬王座が図の局面で30分以上考えています。
上図から△6三銀が有力ですが、長考しているので△6五桂打から踏み込もうとしているのかもしれません。
以下、▲同歩△同桂で次の△5七角成や△7七桂成が受けづらいように見えますが、▲6九桂(参考1図)が粘り強い受けのようです。
以下、△7七桂成▲同角の局面での継続手が難しいです。仮に△8七飛成▲7四歩△7六歩には▲9五角(参考2図)が幸便になります。
参考2図まで進むと、3~4筋の金銀の位置関係の差が大きく響くことがわかります。先手玉は4八~3九と逃げられるのに対し、後手は壁銀です。
(本局で使われている駒は影水作の巻菱湖書。写真は昼食休憩明けのもの)
(翔)