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第62期王座戦五番勝負第4局

2014年10月 8日 (水)

最終第5局は10月23日(木)

第62期王座戦五番勝負は2勝2敗でフルセットへ。最終第5局は10月23日(木)に神奈川県横浜市「横浜ロイヤルパークホテル」で行われます。

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(牛蒡)

2014年10月 7日 (火)

感想戦

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D0647 (感想戦は23時15分に終了した)

(牛蒡)

大盤解説会場にて

C413 (行方八段の司会で一局を振り返った)

C434 (豊島七段)

C448 (羽生王座)

C462
(牛蒡)

終局直後

C399 (豊島将之七段は連勝で第5局につないだ)

C394 (敗れた羽生善治王座)

C383(羽生王座は▲7二飛(55手目)の局面で考慮を続けるうちに自信がなくなったという。「その前になにか問題があったかも」とのことだった。豊島七段は良くなった局面を問われて、▲7六香(99手目)以降と答えた)

C405 (感想戦の前に大盤解説会場へ)

(牛蒡)

豊島七段が勝って最終局決戦へ

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第62期王座戦五番勝負第4局は、115手まで挑戦者・豊島将之七段が勝って、対戦成績を2勝2敗のタイスコアとしました。終局時刻は22時5分。消費時間は▲豊島4時間55分、△羽生4時間56分。最終第5局は10月23日(木)神奈川県横浜市「横浜ロイヤルパークホテル」で行われます。

(八雲)

終局近し

103先手は堅陣を維持したまま後手玉を追いつめています。先手勝勢。関係者は終局に備えて対局室モニターに注目しています。

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(牛蒡)

先手が寄せに入る

93先手陣に△4八歩が刺さっていますが、豊島七段は金を逃げずに寄せを目指しています。△4九歩成▲同銀左で美濃囲いが崩れないのが先手の強みです。

(牛蒡)

先手がリードを守る

80現地控室の評判は先手よし。羽生王座のたくみな粘りがありましたが、豊島七段の対応が冷静でした。図で▲7二同竜△同歩▲4三歩成△同玉▲5五角の両香取りが予想されています。▲4三歩成を入れると△4八歩が生じますが、▲3九金と逃げておけば香の王手が楽しみになります(後手は歩合いができなくなる)。

(牛蒡)

長期戦

68ss図から▲5一歩成△6二馬▲4一と△同金▲7七桂△7六歩▲6五桂△5五馬(参考図)が検討手順。先手は駒得(▲金銀桂△角香)で自陣は堅陣、しかし後手の馬2枚も強力です。長期戦になると予想されています。

「豊島さんは▲4七銀打(63手目)から▲5二歩(65手目)で決まったと思ったんじゃないかな。しかし△7三飛(66手目)で決まらなかった。▲4七銀打が過剰防衛だったと後悔しているかもしれません」(中村修九段)
「羽生さんは△5七角(58手目)と打った時点で△7三飛を狙っていたんですね。さすがです。ただ、先手に冷静に指されると、まだ厳しいかもしれない」(行方八段)

C374 (河口七段が検討を見守る)

(牛蒡)

関西検討の様子

19時頃、関西棋士室では継ぎ盤を見つめる棋士の姿が多く見られました。

Photo_9(村田顕五段、杉本七段、星野良生四段、西川和宏五段が継ぎ盤を眺めていた)

Photo_10(63手目、▲4七銀打の局面が継ぎ盤で示されていた)

Photo_11(西川和五段の指摘通りに局面は進んでいる。なお西川和五段は明日本棋戦の一次予選で、千田翔太四段と対戦する)

(潤)

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