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第61期王座戦五番勝負第1局

2013年9月 5日 (木)

第2局は兵庫県神戸市で対局

五番勝負第2局は9月18日(水)、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われる。

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2013年9月 4日 (水)

感想戦

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大盤解説会場で振り返る

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終局直後

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■中村六段
「序盤から積極的にいったんですけど、そのあと形勢判断が難しい将棋だと思っていて。ちょっと形勢を損ねたなと思った局面もあったんですけど、うーん。終盤はずっと難しい将棋でした」

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■羽生王座
「仕掛けられて面白くない将棋にしてしまったかもしれないですね。警戒していたほうがよかったかもしれません。手数は長く続いているんですけど、あんまりいいという場面はなかったように感じます」

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中村先勝、羽生から初勝利を挙げる

Ouza201309040101141第61期王座戦第1局は、141手まで中村太地六段の勝ちとなりました。終局は22時21分、消費時間は▲中村4時間54分、△羽生4時間59分。

羽生王座、踏みとどまれるか

時刻はまもなく22時。盤上では中村六段の攻めに羽生王座が耐える展開が続いている。ここで踏みとどまれればチャンスがありそうだが、しのぐことはできるか。

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羽生王座の△2三角に、控室では「いやあ」の輪唱。簡単には勝たせてくれない。

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先手優勢

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手がバタバタと進んだ。先手が寄せに入っている。控室で検討していた佐藤康九段は、「これは島先生(終局に)間に合わない恐れがありますね」と解説会場へ向かった。入れ替わりで控室に戻ってきた飯塚七段は「大詰めですね」と一言。中村六段がこのまま後手玉を寄せきれるかどうかだ。
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馬が迫る

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羽生王座の攻勢に対し、中村六段は4筋~3筋にガチガチの要塞を作り上げた。駒の重さで攻めを受け止めるような形だ。△2六歩はと金で防壁を削ろうという手だが、▲6三馬(図)が厳しいお返し。次は▲6一飛~▲4一馬が厳しい攻めになる。先手は▲1五桂という切り札もあり、単純な攻め合いでは先手に分がありそうだ。となると、後手は上部脱出も視野に入れることになるだろうか。大盤解説から戻った佐藤康九段は、「先手がいいような気がします」と話す。

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消耗戦

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△1六角に▲3八桂(図)と受け、先手は徹底抗戦の構えを見せている。「消耗戦ですね。駒を使わせて、その駒を削っていくような。中村六段は外見はスマートですけども、ここ数年ですかね、こうしたねじり合いに強さを発揮していますよね」と話すのは、大盤解説の佐藤康九段。鈴木女流二段に形勢を尋ねられると、「若干先手を持ってみたいような気が……うーん、いや、そうでもないですか」と悩んでいた。

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島九段の見解

「中村六段ペースの時間が長かったと思うのですが、ここに来て押されているという印象ですね。羽生さんにたたかれている世代はここからの恐ろしさをよく知っています」(島九段)

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