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(大盤解説会登壇後、改めて対局室で感想戦が行われた)
(感想戦は22時20分まで行われた)本局のブログ更新は以上となります。ご観戦いただき、誠にありがとうございました。10月4日(火)に山形県上山市「葉山館」で行われる第3局もお楽しみに。(虹)
インタビューを終えて、すぐに大盤解説会場に移動して感想戦を行いました。
(大勢の将棋ファンが熱戦を見守っていた。両対局者が到着すると大きな拍手が)
(羽生王座)
(糸谷八段)
(両対局者が大盤の駒を動かす。じっくりと時間を掛けて行われた)(虹)
(勝った羽生王座)――本局を振り返って苦しい展開になったと思って指していました。離れ駒があるのでその分だけ。 154手目△8四桂と打ったところはよくなったかなと。――2連勝となりましたが、第3局に向けて力いっぱい自分の将棋が指せるように、準備をしたいと思います。
(敗れた糸谷八段)――本局を振り返って序盤でもうちょっと工夫できたかと思うのですけど、よくわからないうちに攻め合いになってしまいました。 もう少しポイントを挙げられたんじゃないかと。――第3局に向けて後手番ということで苦しい展開ですけど、自分の力を出せるように頑張りたいと思います。(虹)
第64期王座戦五番勝負第2局は羽生王座の勝ちとなりました。終局時刻は21時4分。消費時間は▲糸谷4時間1分、△羽生4時間51分(持ち時間各5時間)。第3局は10月4日(火)、山形県上山市「葉山館」で行われます。(虹)
継ぎ盤の駒が動かなくなってきました。寄せるなら(1)△6八角▲同飛△7六桂、手堅く指すなら(2)△6三金で7四桂を取りにいく。実戦は(3)△8五角で、△6三金の狙いとほぼ同じです。
控室では「からい勝ち方だ」の声。対局室モニターからはため息が聞こえる。(虹)
(大橋三段が解説中。大盤解説の経験は過去に1度、短時間だけだったという。しかし堂々たるものだった)
(北村女流初段が聞き手を務める)
(次の出番に備える斎藤六段)
(同じく和田女流初段)(虹)
図の▲5四馬に対して、△5三金や△6三金という受けがあります。相手の囲いを堅くする展開について、継ぎ盤周りでは驚きの声が上がりました。
(継ぎ盤の面々)
(指す手が悩ましい。糸谷八段はどう乗りきる)(虹)
(船江五段が、ゲストの竹内四段を連れて登場)
(竹内四段は森信雄七段門下。糸谷八段の弟弟子にあたり、ともに広島将棋センター出身だ)
(雨が収まってきた影響だろうか、会場は満員近く)(虹)
夕食休憩が明けて、一気に手が進みました。▲5一金を見た山崎八段は「んー?」と声を漏らします。代えて▲5四歩が検討されている途中でした。この▲5一金は「千日手の可能性が……」と継ぎ盤周りから声が。(1)△7一金打ならば▲6一金△同金▲5一金△7一金打……です。しかし実戦ではこのあと(2)△5五飛と着手。羽生王座が千日手を選ばなかったため、「羽生先生は自信を持っているのかもしれませんね」と山崎八段。
(羽生王座はどのように現局面を見ているのか)(虹)
(山崎八段から「達筆やなー」と声が上がる)
(都成四段の揮毫だ。両対局者の色紙とともに、大盤解説会の景品になる)
(こちらは斎藤六段。棋士になった当初は「習字が苦手」といっていたが、あれから経験を積み上げてきた)
(虹)