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第61期王座戦挑戦者決定戦

2013年7月23日 (火)

五番勝負をお楽しみに

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第61期王座戦五番勝負日程

第1局 9月4日(水) 宮城県仙台市「仙台ロイヤルパークホテル」

第2局 9月18日(水) 兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」

第3局 10月2日(水) 神奈川県横浜市「横浜ロイヤルパークホテル」

第4局 10月8日(火) 新潟県南魚沼市「龍言」

第5局 10月21日(月) 山梨県甲府市「常磐ホテル」

本局の小暮克洋氏による観戦記は日本経済新聞に8月下旬ごろ掲載予定です。羽生善治王座-中村太地六段戦の五番勝負をぜひお楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。

(吟)

2013年7月22日 (月)

感想戦写真

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(感想戦は0時10分ごろまで行われた)
(銀杏)

感想戦(郷田九段)

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(郷田九段は終局直後インタビュー前に「▲2四歩(97手目)が見えてなかった」と話していた)

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(吟)

感想戦(中村六段)

Dsc_0189(王座戦五番勝負は初登場。第83期棋聖戦以来2度目のタイトル戦へ)

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(吟)

終局直後

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(報道陣がなだれ込み両者の談話に耳を傾ける)

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―― 本局を振り返ってみていかがでしたか。

中村六段 定跡形だったのですが新しい手を指されて、ちょっと中盤は難しくて 分からなかったんです。夕食休憩の辺りはちょっと苦しくしたかなと 思ったのですが、最後は幸いしました。

―― 気が早いですが五番勝負への意気込みをお願いします。

中村六段 そうですね。まだ全然考えていなかったのですが、王座戦は始めて 出させて頂くのですが、棋聖戦で羽生棋聖に挑戦したことがあるので、 その経験を生かして精一杯頑張りたいと思います。

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―― 本局を1局を振り返ってみてどうだったでしょうか

郷田九段 新しい手を指したのですがあまり終始、自信がなかったですね。

―― 新手の成否は?

郷田九段 ちょっと無理気味だったかなと。夕食休憩の辺りは自信がなかったですね。

20130722_223451(最終手▲2二同銀不成を着手する中村六段)

(吟)

中村六段が挑戦者に

Ouza201307220101_123 羽生善治王座への挑戦権を争う第61期王座戦挑戦者決定戦は22時35分、123手で中村太地六段の勝ちとなりました。消費時間は▲中村4時間55分、△郷田4時間57分。
羽生王座との五番勝負第1局は9月4日(水)宮城県仙台市「仙台ロイヤルパークホテル」にて行われます。

中村六段優勢

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▲5四馬と中村六段が飛車に狙いをつけた局面。「△6七歩成なら▲7二馬と飛車を取って先手玉は寄らないと思います。△5二飛なら▲4三馬と入りたいと話す。先手が優勢だと思います」と話すのは宮田敦六段。

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(優勢な局面を築き上げた中村六段。このまま押し切るのか)

(吟)

最終盤の対局室

20130722_214449(21時40分頃の対局室モニター。記者が時間を確認に対局室へ入ると郷田九段は「ふぅ」と大きく息を漏らして考え込んでいた)

(吟)

ん、銀打った?

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図の△3三銀がモニターに映ると「ん、銀打った? 玉寄る(△1二玉)と思ったんだけどなあ」と青野九段。「▲同桂成に△同金上と取るということですか」と宮田敦六段。銀打ちはやや意外だったようだ。

Dsc_0103(盤上に銀を投入した郷田九段)

(吟)

わが道をいく

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△5五角▲7一角△7六歩▲5五銀に△7七歩成と互いにわが道をいく。激しい殴り合いに突入だ。控室の宮田敦六段は「ひと目は後手持ちです。▲7七同金に△7二飛と逃げると思いますが、後手から△7六歩と打つ手が痛いです」と話す。
「▲7六同金には△7六歩と先に1発打ってみたいねぇ。もちろん△7二飛もありますけどね」と話すのは青野九段。

Dsc_0107(宮田敦六段は後手持ちと話すが郷田九段は優勢を意識しているのだろうか)

(吟)

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