(先勝した羽生王座)
【羽生王座のインタビュー】
――お疲れ様でした。まずは羽生王座に伺います。本局はいかがでしたか。
羽生 普通にやっていたつもりでしたが、気がついたら模様が悪くなっていました。序盤の細かいところに問題があったかもしれません。
――△3五歩の銀取りを放置して▲2六角と打ちましたが。
羽生 あそこは悪いと思っていて、成算はなかったです。
――どのあたりでよくなりましたか。
羽生 夕休のところは指せそうに思いました。勝ちを意識したのは▲4三銀と打ったところです。
――第2局の抱負をお願いします。
羽生 よいコンディションで迎えられるように調整したいと思います
(敗れた糸谷八段)
【糸谷八段のインタビュー】
――糸谷八段、お疲れ様でした。本局の感想をお願いいたします。
糸谷 序盤はよいと思ったのですが、△6五銀が暴発でしたね。
――第2局の抱負をお願いします。
糸谷 先手番ということで、気持ちを入れ替えて頑張ります。
(紋蛇)
第64期王座戦五番勝負第1局は羽生王座が勝ちました。終局時刻は19時58分。消費時間は▲羽生4時間11分、△糸谷4時間15分。第2局は9月20日(火)に京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われます。
19時に対局が再開され、▲5六香が指されました。
▲4六歩は19時7分の局面。指し手のペースが上がっています。
(紋蛇)