カテゴリ

« 15時のおやつ | メイン | Paraviで飯島栄治八段の解説 »

2021年9月15日 (水)

永瀬王座の長考

永瀬王座が図の局面で30分以上考えています。

2021091555

上図から△6三銀が有力ですが、長考しているので△6五桂打から踏み込もうとしているのかもしれません。

以下、▲同歩△同桂で次の△5七角成や△7七桂成が受けづらいように見えますが、▲6九桂(参考1図)が粘り強い受けのようです。

Sanko1

以下、△7七桂成▲同角の局面での継続手が難しいです。仮に△8七飛成▲7四歩△7六歩には▲9五角(参考2図)が幸便になります。

Sanko2

参考2図まで進むと、3~4筋の金銀の位置関係の差が大きく響くことがわかります。先手玉は4八~3九と逃げられるのに対し、後手は壁銀です。

233

234

(本局で使われている駒は影水作の巻菱湖書。写真は昼食休憩明けのもの)

(翔)

このサイトに掲載されている記事・イラスト・写真・商標等の無断転載を禁じます。