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2024年9月

2024年9月30日 (月)

感想戦

大盤解説会場から戻って、感想戦が始まりました。
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(武蔵)

対局者が大盤解説会に

インタビューのあと、対局者は大盤解説会に向かい、ファンに向けてあいさつをしました。
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Img_2720(どちらの反省を口にした)
Img_2721(終局まで、大勢のお客様が見守った)

(武蔵)

終局直後インタビュー

Img_2697(逆転勝ちを収め、王座初防衛を決めた藤井聡太王座)
□勝った藤井聡太王座のインタビュー

――本局を振り返って。
藤井 ▲9五歩(73手目)を突かれる変化を軽視していて、2一の飛車がなかなか使えない形なので、そのあたりからあまり自信が持てなかった。▲4七角(95手目)まで進むと先手玉が安定して、最後までずっと苦しい局面が続いた。
――形勢逆転を感じたのは。
藤井 △7八銀(148手目)と打ったときに、自玉が詰まなければと思っていた。
―― シリーズ3連勝で防衛を決めた。
藤井 結果を出せたことはうれしく思っている。しかし、本局はかなり苦しい将棋で、今後は内容もより高めていかなくてはと感じた。
――シリーズ全体を振り返ってポイントになったのは。
藤井 シリーズの中であまり指したことのない将棋を試した。判断が難しかったり、印象に残ったりした将棋が多いシリーズだった。

Img_2699(永瀬拓矢九段は最後の落とし穴にはまった)

■敗れた永瀬拓矢九段のインタビュー

――本局を振り返って。
永瀬 △9六香(146手目)に▲9七桂は浮かんでいたが、自玉の詰む詰まないを読むのが遅かった。また、▲5二角成(131手目)では、代えて▲6四香のほうが読みやすかったかもしれない。

――シリーズ全体を振り返って。
永瀬 形勢がよくなったのは本局だけだった。チャンスを多く作れればと思ったが、少なかった。

――今後の抱負について。
永瀬 ゼロから頑張りたい。

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(インタビューの模様)

(武蔵)

藤井聡太王座、初防衛

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第72期王座戦五番勝負第3局▲永瀬拓矢九段-△藤井聡太王座戦は、藤井聡王座の勝ちとなりました。終局時刻は21時0分。消費時間は▲永瀬5時間0分、△藤井聡5時間0分(持ち時間各5時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。この結果、本シリーズは藤井聡王座の3勝0敗で決着。王座の初防衛を決めました。

(虹)

逆転か

20240930147順調に後手玉を追い詰めていた永瀬九段ですが、上図▲9七歩で逆転したのではないか、との評判です。9筋に歩が立たず、後手玉に詰めろが外れています。実戦は藤井王座が△7八銀と打ち、先手玉に詰めろをかけました。
Img_2607(昨年の王座奪取局と同様に、逆転勝利なるか)

(武蔵)

挑戦者も持ち時間を使いきる

20240930121上図で永瀬九段は、持ち時間をすべてつぎ込み、▲6三金と王手をかけました。
自玉も危険ですが、それよりも先に後手玉の寄せを目指しています。
Img_2617(後手玉の寄せに向かった永瀬九段)

(武蔵)

京都市街を歩く(4)

平安神宮を東に向かうと、いよいよウェスティン都ホテル京都が見えてきます。
0016(南禅寺は、阪田三吉対木村義雄戦の7日間対局が有名)
0017(全長582メートルの世界最長の傾斜鉄道跡。桜の名所としても名高い)
0015(京都の水は、琵琶湖から運ばれる)

以上で、対局場近隣の名所紹介を終わります。
第3局も、いよいよ終盤戦を迎えました。勝負の行方はどうなるでしょうか。

(武蔵)

王座、持ち時間を使いきる

20240930111中盤のねじり合いが続き、形勢は難解と見られています。上図で藤井王座は持ち時間を使いきりました。対して永瀬九段は50分あまりを残し、持ち時間では先手に分がありそうです。
Img_2693(難解な局面を前に、検討陣も頭を悩ます)

(武蔵)

京都市街を歩く(3)

三条通りを東に進めば対局場ですが、ちょいと寄り道します。

0009(三条通りから外れて、神宮通りに進む)
0010(平安神宮の大鳥居。その高さは24メートルにも及ぶ)
0011(平安神宮前。昨日はイベントが開かれ、迂回してお参りする必要があった)

0013(京都府立図書館。正面外壁のみ、1909年の移転当時の姿を残す)
0019(図書館横の二宮尊徳像。読書中で、背には何も負っていない)

(武蔵)

時間切迫の長考

2024093098藤井王座は残り時間が1時間を切り、35分となりました。△6四銀は、次の△5五歩で銀に移動を促す狙いです。以下▲4五銀に△4四歩で銀の逃げ場はありません。検討を続ける稲葉八段は「△6四銀と上がって▲8三とを緩和できています。先手の対応が難しい、という展開がいまも続いている印象です」と感想を述べました。谷川十七世名人は、ここから(1)▲8三とと(2)▲9一歩成のどちらも難しいと見ています。
上図で永瀬九段も30分を超える長考を見せています。

Img_2676(18時を回って、あたりは暗い)
Img_2684(大盤解説には糸谷八段と)
Img_2680(飛び入りで加藤桃女流四段が登壇した)

(武蔵)

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