(対局者が大盤解説会場に入る)
(藤井聡太王座が前を歩く)
(伊藤匠叡王が続く)
(勝者の伊藤匠叡王が先に一局を振り返る)
伊藤匠叡王「午前中から激しい展開になって、昼食休憩のあたりでバランスを保つ順が発見できず、苦しい展開が続いたと感じています。ただ苦しいながらも粘り強く指すことができたのはよかったと思います。中盤に課題があったので、次局以降修正して、よりよい内容で指せればと思います」
藤井聡太王座「本局は激しい展開になって、玉が薄くて判断がつかない局面が多かったです。銀を引かれる手(78手目△2二銀引)が見えていなくて、反省点の多い将棋になってしまったと感じています」
(藤井聡太王座もマイクを持った)
(翔)
(終局直後)
(1勝目を挙げた伊藤匠叡王)
【伊藤匠叡王インタビュー】
--対局を振り返ってください。
「午前中から激しい進行でしたが、昼食休憩の▲5一角(57手目)のあたりは自信がなくなってきていると思うので、(1手前の)△6五銀のあたりがどうだったかなと思います。苦しい展開と思っていました」
--終盤はいかがでしたか。
「▲6七玉(87手目)と上に逃げだされてかなり広い格好で、紛れは出てきたと思いますがちょっと苦しいと思いました。△5二香と打ったあたりで、少し面白くなっているかもしれないと感じました」
--これで1勝1敗です。
「本局も苦しい展開で中盤に課題が残ったと思いますが、タイに戻せたことはよかったと思います」
(敗れた藤井聡太王座)
【藤井聡太王座インタビュー】
--本局を振り返ってください。
「かなり激しい展開になり、△5七銀成(62手目)のあたりでどう指すかかなり悩ましかったです。△2二銀引が見えていなくて、その局面は形勢自体は指せているかなと思っていたのですが、構想がまとまらないまま進めてしまって崩れたという感じがします」
--1勝1敗のタイに戻りましたが、次局に向けて抱負をお願いします。
「残り時間が少なくなってきてからの指し手の精度が急激に落ちたので、反省して次の対局に臨みます」
(多くの報道陣が詰めかけた)
(翔)

第73期王座戦五番勝負第2局は、伊藤匠叡王の勝ちとなりました。終局時刻は20時48分。消費時間は▲藤井聡5時間0分、△伊藤匠5時間0分(持ち時間各5時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。
伊藤匠叡王が本シリーズ初勝利を収め、これでスコアは両者1勝ずつ。第3局は9月30日(火)、愛知県名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」で行われます。
(虹)

上図は▲3六歩と打った局面。竜と馬が当たっている局面で後手が忙しく見えます。
伊藤叡王はここから△4六銀成▲同金△同竜▲同玉△3六飛と進めました。

▲3六同玉は△3五金まで。▲3五同銀は△5六金までの詰みがあります。
本譜は▲5五玉でしたが、後手が勝ちになったと見られています。
(翔)

88手目△4九角で伊藤叡王も持ち時間を使いきり、両者一分将棋に入りました。
控室では「終わりが見えない」と言われています。双方の玉の入玉をめぐる攻防になりそうです。ただ相入玉になった場合、現在大駒を3枚持たれている先手は点数不足が懸念されます。
(翔)

20時12分頃、藤井王座が一分将棋に入りました。伊藤叡王は残り9分です。
秒を読まれる中、藤井王座は▲6七玉と上がりました。相入玉を目指していくのでしょうか。
(翔)

図は▲2五歩と打ち、玉頭に狙いを定めたところ。△2五同歩では▲3六桂があります。
ここでは△4九角▲6八玉に△1六角成(下の参考図)が検討されていました。

▲1六同香は△6九飛打▲5八玉△4九飛左成までの詰みがあります。先手が詰めろを受ければ△2五馬と歩を取れるので△4九角~△1六角成は攻防手でした。
本譜は△4九角ではなく△1九金でした。これは入玉を目指す手順だと見られています。
(翔)