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第66期王座戦五番勝負第4局

2018年10月16日 (火)

王座戦イベント情報

10月30日に行われる第66期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負第5局の大盤解説会が東京・大手町の日経本社「SPACE NIO」で開かれます。入場は無料です。


日時
2018年10月30日(火)17:30開場
18:00~ 
解説:渡辺明棋王  聞き手:宮宗紫野女流二段
※途中、次の一手の出題があります。
(正解者には抽選で両対局者と解説者の直筆色紙等をプレゼント)
※対局が深夜に及ぶ場合は途中終了もあります。
※解説会での写真撮影はご遠慮ください。


入場 無料
※事前申し込みは不要です。
※満員の場合にはお席がご用意できないことがあります。
問い合わせ先:「SPACE NIO」03-6256-7682

感想戦

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以上で五番勝負第4局の中継を終了いたします。ご観戦いただき、ありがとうございました。


(玉響)

解説会場へ

感想戦の前に解説会場に移動し、簡単な振り返りが行われました。

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(玉響)

終局直後

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【中村王座の談話】
――一局を振り返って

中村 午前中から戦いが始まって激しいことになったんですけど、形勢がよく分からなくて難しい終盤戦でした。途中、よくなった場面もあったかと思いますが、そのあとうまく食いつかれて。

――どのあたりで勝ちになったと思いましたか
中村 ▲7六銀(129手目)と外したところです。

――最終局に向けて
中村 最終局に向けて全て出し尽くせるようにしたいと思っています。

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【斎藤七段の談話】

――一局を振り返って

斎藤 ちょっと仕掛けが無理筋だったかもしれないですね。終盤は際どいと思いましたが、選択できる局面がいくつかあったので、正解があったかもしれないです。


――最終局に向けて
力の出せる将棋が指せるように、しっかり準備したいと思います。

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このあとは大盤解説会場に移動してから感想戦が行われます。

(玉響)

中村王座、カド番しのいでフルセットに

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第66期王座戦五番勝負第4局は、中村王座が勝ってカド番をしのぎました。これで五番勝負はフルセットに。第5局は10月30日(火)、山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われます。

(文)

先手勝勢に

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局面は最終盤戦。図は▲7六銀と桂を取り払ったところです。斎藤七段はここで△8九金と詰ましにいきましたが、わずかに足りないと見られています。


(玉響)

穴熊流の猛攻

20181016_97図は21時30分頃の局面。斎藤七段は、すでに一分将棋に入っています。中村王座が▲2四桂と歩頭に放ったのが厳しい攻め。対して△2四同歩には、▲6六竜△同銀▲2三銀△同金▲同桂成△同玉▲3五桂△同角▲同歩として穴熊の遠さが生きる形です。形勢の針は中村王座に傾いてきたようです。

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(玉響)

斎藤七段、残り3分

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20時50分頃、図の局面での残り時間は中村王座が40分、斎藤七段が28分。

斎藤七段は残り3分になるまで考えて△2二玉。攻め合いの道を選ばず、受けに回りました。

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(玉響)

20時頃の現地大盤解説

20181016_84図の局面で▲3五桂が候補手でしたが、実戦は▲7七同桂と応じました。

「▲3五桂は何か嫌な手があったんでしょうね」と戸辺七段。

20181016a7303949(ユーモアを交えて観客を沸かせる戸辺七段)

20181016a7303934(安食女流初段)

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(玉響)

19時40分頃の控室

局面は終盤戦とあって、検討も熱を帯びてきました。

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20181016a7303927(森内九段が継ぎ盤を見守る)


(玉響)

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