第36期女流王位戦五番勝負第3局

2025年5月25日 (日)

福間女流王位が仕掛ける

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13時23分、福間女流王位が△2四歩を着手すると、控室では「おおっ」と声がしました。脇九段は▲2四同歩△2二飛▲2八飛△2四飛の進行を示し、激しくなる可能性を示唆しています。

Img_0998(福間女流王位は後手番ながら積極的に仕掛けていった)

(潤)

対局再開前後

Img_1124(12時40分、伊藤女流四段が対局室に戻っていた)Img_1133(福間女流王位は12時49分に戻った)Img_1135_2(13時、対局が再開された)Img_1138
Img_1140(伊藤女流四段はやや間を置いてから▲6六歩を着手した)

Img_1142(▲6六歩を見た福間女流王位はすぐには着手せず考え始める)

(潤)

昼食休憩時の対局室

Img_1099(昼食休憩時の対局室)

Img_1107(昼食休憩時の盤面)

Img_1113(先手玉。巻菱湖書)Img_1117(後手玉。龍電師作)Img_1119(両対局者はブランケットを使用している)

(潤)

両対局者の昼食

昼食の注文は、福間女流王位がにぎり寿司、伊藤女流四段がかしわめし御膳です。

Img_1078(にぎり寿司)

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Img_1065(かしわめし御膳)

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(潤)

昼食休憩

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12時、図の局面で伊藤女流四段が18分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲伊藤1時間25分、△福間1時間17分。対局は13時に再開します。

(潤)

飯塚こども将棋大会

昨日の24日は今期の第3局が飯塚市で開催されることを記念し、「飯塚こども将棋大会」が行われました。クラスは中学生、小学生A級(有段者)、B級(1級~5級)、C級(6級以下)の4つに分けられており、各クラスの優勝者が前夜祭での両対局者への花束贈呈役を担当しました。

Img_0533(小学生Aクラス入賞者との記念撮影。大会審判を務めた古賀悠聖六段の姿もあった)

(潤)

観戦記情報

本局の観戦記は西川和宏さんが担当。西日本新聞、北海道新聞、東京新聞、中日新聞、神戸新聞、徳島新聞の各紙上で掲載される予定です。また、本日の西日本新聞の朝刊には、伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦挑戦者決定リーグ▲渡辺明九段-△大橋貴洸七段戦の最終譜(大川慎太郎さん執筆)が掲載されています。Img_0923(本日の西日本新聞朝刊)

(潤)

不穏な空気

2025052531_2図の▲4八飛は44分の長考でした。このあと△2二飛▲2八飛△4二飛▲4八飛の進行が続けば千日手で、控室では不穏な空気が流れています。この▲4八飛はやや妥協した一手でもあり、福間女流王位が望めば千日手の可能性が高まると見られています。

Img_0984(伊藤女流四段は2筋から4筋に飛車を回って後手からの攻めに備える方針を取った)

(潤)

古賀悠聖六段が来訪

2025052529図は10時15分頃の局面。伊藤女流四段が穴熊に潜った局面です。控室には古賀六段が来訪。現局面からの次の後手の手が注目とし、△4二飛を有力と解説しました。以下▲8八銀には△9五歩▲同歩△8五桂▲8六角△4五歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛(参考図)まで進めば後手十分となります。

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Img_1054(10時15分頃、古賀六段が控室を来訪した)

Img_1059(福岡県出身の古賀六段は、立会人の中田八段の弟子だ)

(潤)

麻生大浦荘(1)

麻生大浦荘は筑豊御三家のひとつに数えられた麻生家の初代、太吉の長男である太右衛門の邸宅として建築された住宅のひとつです。大正末期に建てられたもので、非常に高価な木材を使って数寄を凝らした和風入母屋書院造りが美しく、欄間の精緻細工から贅を尽くして建築されたことが伺えます。普段は非公開ですが、紅葉の見頃にあわせて特別公開が行われます。場所はJR筑豊本線「新飯塚駅」東口から徒歩10分ほど。

Img_0331(麻生大浦荘玄関。100年以上の歴史が積み重ねられている)

Img_0333(年季を感じさせる表札で、「荘」の字は判別がかなり難しい)

Img_0920(門をくぐると、真ん中で別に分かれる木が目に入った)

Img_0307(歩を進めると、色づいた庭園が望める)

Img_0312(ピンクのツツジの花がきれいに咲いていた)

Img_0327_2(入口から左手に進むと、建物に木々が寄り添っているかのような景色が見られた)

(潤)



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