伊藤女流四段は、60手目△6八金と打った手に対して▲7七角と、8八にいた角を上がりました。
▲7七金では5五への利きがなくなり、△5五角が気になったのではないかと言われています。しかし▲7七金が有力視されていたので、控室では「ええっ!」と驚く声が出ました。
(翔)
図は△5七歩成と里見香奈女流王位がと金を作った局面。
▲同銀△同桂成▲同金に△5五角と出るのが自然な手順と思われていましたが、伊藤女流四段は強気の受けを見せました。
▲6六歩です。△5八とと金を取らせても、6五桂を外したほうがいいと見ました。
「びっくりしました。桂馬を持って▲5六桂と打とうとしているのでしょう」と森信七段は話しています。
(再開時の伊藤沙恵女流四段)
【森信雄七段の新作】の答え
(出題図再掲)
例題は1手詰。玉方(後手側)の玉の位置と、詰み手順を示してください。
「玉の位置は3一玉、詰み手順は▲3二金までの1手詰」が正解でした。
(翔)