第26期女流王位戦五番勝負第2局

2015年5月13日 (水)

16時45分の大盤解説会

20150513_ooban4 (青野九段がゲスト出演。「昨日は旭山動物園に行って、クマやペンギンを見てきました。対局に話を移しますと、二人はタイトル戦を数多く指していて、慣れていますね。この2・3年ほどで女流棋士の対局のレベルが非常に上がりました」と青野九段)

(銀杏)

中盤戦たけなわ

20150513h図は75手目▲6三歩の局面。この数手前は間合いを詰める渋い応酬が見られました。青野九段は「先手が後手の攻めをかわしています」と局面について話していました。
▲6三歩は取ってくれれば▲6五歩から▲6四歩が金に当たる意味があります。控室では△6三同金左▲6五歩△3七歩▲4七玉△2七銀成に▲2三歩△同飛▲4一角や▲6四歩△同金▲4四角△同銀▲3一角が調べられました。実戦は△6三同金直でしたが、やはり▲6五歩の筋はあります。(銀杏)



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大盤解説会

現地では15時から大盤解説会が始まりました。解説は中座七段、聞き手は久津女流初段です。14時15分ごろの扇松園ではすでに50人以上が開場を待っていました。女流王位戦では初めての旭川対局を地元ファンの皆さんが待っていた雰囲気が感じられました。旭川市は故・小野敦生六段の出身地で、現在はメモリアル大会が夏に行われています。(銀杏)

20150513_ooban1 (早くもほぼ満員。記者が撮影した後ろにも多くファンが観戦している)

20150513_ooban3 (熱弁振るう中座七段)

20150513_ooban2 (聞き手の久津女流初段の後ろにはパソコンが置かれていて、棋譜中継を通して情報を入手できるようにしている。ネット中継が始まるとともに、大盤解説会の形も変わってきた)

静止画カメラ

女流王位戦では対局室に静止画カメラを設けて、対局者の表情や様子を追っています。(銀杏)20150513_kai5(甲斐女流王位)

北海道伝統美術工芸村

扇松園の近くに北海道伝統美術工芸村があり、 敷地内には優佳良織工芸館、国際染織美術館、雪の美術館があります。雪の美術館は映画『アナと雪の女王』の影響で、来客数が増えているとのことです。

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20150513_soto2 (雪の美術館。結婚式場としての利用も増えているという)

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20150513_soto3 (優佳良織工芸館。優佳良織(ゆうからおり)は旭川市の染織作家である木内綾さんが創作した織物。素材は羊毛)

20150513_soto4 (国際染織美術館)

(銀杏)

午後のおやつ

午後のおやつは甲斐女流王位がフルーツの盛り合わせ。里見女流名人がトマトジュース。高浜女流3級はロールケーキと紅茶。(銀杏)

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20150513_oyatsu6 (紅茶は冷めないように対局室へ入る直前に入れる)

扇松園(2)

20150512_sensyoen7 (扇松園にある蕎麦処「そば扇」。江丹別そばで人気のあるお店だ。今日の昼食時もにぎわっていた)

20150512_sensyoen4 (扇松園前という路線バスのバス停がある)

20150512_sensyoen6 (すぐ近くに高砂稲荷がある)

(銀杏)

大盤解説会情報

現地では大盤解説会が行われます。解説は中座真七段、聞き手は久津知子女流初段。
5月13日(水)に扇松園2階「寿・高砂」で14時30分開場、15時開演です(対局終局または午後8時まで)。入場無料。定員は150人。
扇子や記念グッズなどが当たるお楽しみ抽選会があります。
問い合わせは北海道新聞社事業センター「女流王位戦」、TEL:011-210-5731(午前9時半~午後5時半)

Chuza(解説の中座真七段)

2014hisatu(聞き手の久津知子女流初段)

扇松園(1)

20150512_sensyoen1(1938年8月に前身となる扇屋を創業。当時は旭川市の中心部に位置していた。66年8月に現在の場所へ移った)

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20150512_sensyoen3 (旅館の中に庭がある)

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(銀杏)

旭川市街散策(4)

150512_ryokudo1 (7条緑道。常磐公園と平和通買物公園を結ぶ)

20150512_kaimono1 (平和通買物公園。ここも旭川八景の一つだ。常磐公園JR旭川駅から続く歩行者天国)

20150512_asahikawa6 (JR旭川駅)

20150512_asahikawa5 (4条通6丁目交差点。国道12号、39号、40号が交わる。国道40号の終点である稚内市は立会人の中座七段の出身地、札幌市は大盤解説会の聞き手を務める久津知子女流初段の出身地だ)

(銀杏)

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