北海道新聞朝刊。将棋欄は第53期王位リーグ、▲広瀬章人七段-△豊島将之六段戦が掲載されている。
甲斐女流王位と里見女流三冠が札幌入りした様子が報じられている。
道新ぶんぶんクラブ、イメージキャラクターの「ぶんちゃん」。
(吟)
▲3六飛に甲斐女流王位が△3八歩と垂らした局面。部分的には振り飛車の常套手段の垂れ歩だが、里見が△3九歩成を許してくれるのか。里見女流三冠の反発が予想され、いよいよ局面は激しくなりそうだ。twitter解説の佐々木六段が「後手は思い切って△3八歩とやる手もあるかもしれません」と指摘していた手だ。昼食休憩再開時の甲斐女流王位。
12時55分頃に入室した里見女流三冠。一心不乱に読み耽る。
記録係の坂井三段から「時間になりました」と声が掛かると「ハイ」と応じ、すぐに▲3六飛を着手した。
着手を終えても前傾姿勢。盤上没我だ。
13時を少し回った頃、甲斐女流王位が入室。
両者ともジャケットを脱いで沈思黙考。
△7二金に里見女流三冠が47分使って12時となり昼食休憩。昼食休憩までの消費時間は▲里見1時間26分、△甲斐1時間15分。対局再開は13時。昼食の注文は甲斐女流王位がヨーロピアンシーフードカレーとオレンジジュース。里見女流三冠の昼食の注文はえび天うどん・焼きおにぎり・ミルクティー。
日時 5月8日(火)15時~(14時30分開場、最長20時まで) 会場 シェラトンホテル札幌 3階「パレスホール」
解説先崎学八段
聞き手 久津知子女流初段
入場料 無料 定員200人(先着順)
お問い合わせ 北海道新聞社事業センター TEL:011-210-5731(9時から17時30分)
悠然とそびえ立つ「シェラトンホテル札幌」。
「シェラトンホテル札幌」
ホテル内のチャペルも素敵だ。
対局室は「桐」の間。
「札幌市青少年科学館」もホテルから徒歩5分圏内。
ゆったりと水が流れている。
ホテルを出て1分も歩けば「新札幌駅」。
札幌は桜が満開。外はさわやかな風が吹いている。
奥に見えるのが「シェラトンホテル札幌」。
つくしも力強く伸びている。
検分時、駒を手にする先崎八段。後ろではメモを取る久津女流初段。
木村文俊作木村名人書の盛上げ駒が使用される。「昔の駒の方が、どちらかというと小振りなんですよ。50年くらい前の駒で、最近はお目にかかれないですよ」と検分時に先崎八段は両対局者に声を掛けた。木村文俊氏は木村義雄十四世名人の実弟である。
駒は北海道将棋連盟所蔵のものだ。「京王プラザホテル札幌」で行われた前期開幕局でも使用された逸品である。