(15時のおやつは3段タワー!)
(上段はラスク)
(中段はフルーツ)
(下段はさくら餅)
(紅茶も出された)
(翔)
図から▲8五同馬△同飛▲9六角△8四飛▲6三角成△8五角……の千日手が考えられましたが、本譜は▲8五同馬△同飛▲9六角に△8二飛▲6三角成△5三銀と進みました。 立会人の若松政和七段は、△5三銀ではなく△5三金▲9六馬△5六角を予想していました。以下▲5八金なら△3八角成▲同玉△8五金(参考図)と馬を取りに行く狙いです。 先手からも▲3五銀△同歩▲3四桂があって、形勢は難しかったようです。 (翔)
図は△3五桂▲3六銀に△8五角と打ったところ。以下、▲同馬△同飛▲9六角△8四飛▲6三角成△8五角……と進めば千日手が考えられます。 先手の守りは実質金1枚。局面に自信がないと見れば、千日手を選ぶことも考えられます。 しかし、「後手は桂馬を打ったからには千日手にしないつもりだろう」とも言われています。
(再開時に考える甲斐女流王位)
夢乃井では1973年2月に第22期王将戦第3局(▲大山康晴王将-△中原誠名人)も行われています。このシリーズは4連勝。それまで通算17期獲得していた大山王将から中原名人がタイトルを奪取。以降中原王将は6連覇しました。 中原誠・現十六世名人は甲斐智美女流王位の師匠にあたります。
※立合人(立会人)・丸田九段の名は正しくは祐三
(実際の封じ手。当時は封じ手用紙に1日目の棋譜を書く欄があったようだ)
(だいぶ読みづらくなっているが、よく見ると文字が書かれている)
(両対局者の色紙)
(大山王将が書いた額。両手を広げても足りないほどのサイズ)
記録係は藤田彰一初段。休憩中に局面の感想を聞くと「いま桂馬を跳ねなければならない必要はあるのかなと思いました。△3五桂の隙があるのに桂馬を渡すので……」と話してくれました。
13時20分すぎ、里見女流三冠が△5五歩と突きました。▲同歩なら△8五飛と桂を取り、▲8六歩△8二飛▲8五歩△5二飛と回ろうという狙いです。
(再開前、まっすぐに盤を見つめていた里見女流三冠)
(甲斐智美女流王位)
(里見香奈女流三冠)
(里見女流三冠が見つめる8五桂)
(甲斐女流王位も対局室へ)
(対局再開直後)
(関係者のだれよりも早く、里見女流三冠は対局室に戻っていた)
(使用されている駒は児玉龍兒さん作の錦旗書)
(写真は両対局者の昼食と同じ、うどんとおにぎりのセット。おいしくいただきました)