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2017年6月

2017年6月27日 (火)

観戦記情報

今朝の東京新聞は1面で藤井聡太四段の29連勝達成を報じています。観戦記は鈴木宏彦さんによる女流王位戦五番勝負第3局の第4譜。

第5局の観戦記は相崎修司さんが担当します。北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、7月14日(金)から掲載されます。詳しくはそちらもあわせてご覧ください。

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(文)

力強い金上がり

戦型は相振り飛車になりました。序盤から伊藤女流二段が中央四段目に金を繰り出し、棋風どおりの力強い指し回しを見せています。控室では立会人の田中寅九段、日本将棋連盟常務理事の鈴木大介九段が継ぎ盤を挟んで検討中です。

田中寅九段は「見たことない格好だなあ」と驚き、鈴木九段は「押さえ込みを目指した力技ですね。先手番で受け身になるので、好んでやる人は少ないと思いますが、手厚くて『らしい』指し方です。自分の長所をよく知っていますね」と話しました。

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Twitter解説は藤森哲也五段

本局のTwitter解説は藤森哲也五段。日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウントで解説を行っています。

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■Twitter解説■
藤森哲也五段>おはようございます。本局の解説を担当する藤森哲也です。どうぞよろしくお願いします。戦型は振り駒によるとも思いますが、相振り飛車を予想します。

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対局開始

定刻の9時、立会人の田中寅九段が対局開始を告げました。

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(文)

朝の対局室

特別対局室に先に現れたのは伊藤女流二段。8時50分の入室でした。続いて8時51分、里見女流王位が入室しました。一礼して里見女流王位が駒箱を開けます。2人が駒を並べ終えると、記録係の渡辺女流初段が振り駒を行いました。結果はと金が4枚。第5局は伊藤女流二段の先手に決まりました。

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五番勝負第5局、東京で対局

里見香奈女流王位に伊藤沙恵女流二段が挑む第28期女流王位戦五番勝負は、第4局を終えて両者譲らず2勝2敗のタイ。4期ぶりとなるフルセットにもつれ込みました。里見女流王位が防衛を決めるか、伊藤女流二段が初タイトルを獲得するか。決戦の第5局は6月27日(火)、東京・将棋会館で行われます。対局開始は9時。

立会人は田中寅彦九段、記録係は渡辺弥生女流初段。第5局は西日本新聞社が主催します。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を銀杏、ブログを文が担当します。

【西日本新聞 : 九州のニュース】
https://www.nishinippon.co.jp/

【新聞三社連合とは?/女流王位戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/sansha.html

【日本女子プロ将棋協会|LPSA|】
http://joshi-shogi.com/

(文)

2017年6月 7日 (水)

感想戦

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Dsc_0320 (逆転で制して、第5局に持ち込んだ伊藤女流二段)

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Dsc_0344 (感想戦は20時10分に終了した)

本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、諏訪景子さんによる観戦記が7月4日(火)から掲載されます。詳しくはそちらもあわせてご覧ください。

第5局は6月27日に東京・将棋会館で行われます。どうぞお楽しみに。ご観戦ありがとうございました。

(吟)

終局直後

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Dsc_0281 (終局直後、両対局者をカメラマンが狙う)

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―― 本局を振り返っていかがでしたか。

伊藤 ちょっと最初のほうは、指しにくいのかなと思っていたのですが、おそらく途中はよくなったと感じていました。そのあとは負けになったと思います。

―― 最初の指しにくいというのは?

伊藤 ▲4八金引(47手目)としたあたりは、苦しいかなと思います。

―― 盛り返したと感じたのは?

伊藤 ▲5六角(83手目)から▲7五銀としたあたりは、少し盛り返した気がしたのですが、そのあとちょっと……。手がわからなかったです。

―― ▲8三歩から▲3三角成の寄せは。

伊藤 ほかの手がわからなかったので。ただあの順で寄せがないと、おそらく負けにしていますね。

―― 勝ちになったと思った局面は?

伊藤 △8三金(126手目)と(後手が)受けに回られたので、いけるんじゃないかと思いました。

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―― 序盤の3筋の折衝はどうでしたか。

里見 押さえ込まれる展開にならなかったので、やや指しやすいかなと思っていました。

―― 飛車が横にいく感じになりました。

里見 ちょっと△3六歩(74手目)と取り込むところで、△5六歩を入れていればと思います。

―― きわどい終盤でしたが。

里見 途中はちょっとよくなったと思うのですが、勘違いしてしまったので。△7六同竜(120手目)が詰めろだと思っていたので……。


(吟)

伊藤女流二段が逆転勝ちで最終局へ

20170607a ▲伊藤-△里見香戦は伊藤女流二段が勝ちました。終局時刻は19時11分。消費時間は▲伊藤女流二段3時間56分、△里見女流王位3時間59分。シリーズ成績は2勝2敗になり、決着は最終第5局へと持ち越されました。最終第5局は6月27日に東京・将棋会館で行われます。

(琵琶)

事件か

124里見女流王位は△5七角成から△4五桂と先手玉を寄せにいく。後手勝勢といわれていたが、控室は「事件か」とざわめく。先手玉に即詰みはない。これは急転直下、先手が逆転していてもおかしくない。

(吟)

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