16時50分頃、検分を前に関係者が対局室に揃いました。
日本将棋連盟・北海道支部連合会所蔵の2組の駒が用意された。王位戦、女流王位戦の北海道対局では定番となっている。
「私は2回ともこちらの駒で対局しました。1回は負けて、1回は持将棋でしたよ」と木村八段。敗れたのは第57期王位戦七番勝負の第3局、持将棋は第55期王位戦七番勝負で、こちらも第3局。木村八段の相手はいずれも羽生善治王位だ。
55分頃、両者がそろって、少し早めに検分が始まった。
里見香奈女流王位。
挑戦者・伊藤沙恵女流二段。
対局者が選んだのは、木村八段が使った駒と同じものだった。
桂山作・水無瀬書の駒だ。
盤・駒のほか、照明や室温などの具合も問題なく、検分は5分ほどで終了しました。このあとは関係者による夕食会が開かれます。
(八雲)