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対局室には里見女流王位が先に戻っており、伊藤女流二段は56分頃入室した。
再開が告げられたが伊藤女流二段は考え続けていた。(八雲)
先手側見た盤面。
里見女流王位の王将。
伊藤女流二段の玉将。(八雲)
12時0分、図の局面で伊藤女流二段が39分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲伊藤1時間23分、△里見1時間20分。昼食の注文は伊藤女流二段が「オムライス」と「ウーロン茶」、里見女流王位が「かにチャーハン」と「コーヒー」です。対局は13時に再開します。
オムライス。
かにチャーハン。【相振り飛車、早い展開】(どうしんウェブ)http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/igo-shogi/igo-shogi/1-0398743.html
(八雲)
対局が行われている北海道の小樽市は、札幌市の西側に隣接し、北側は日本海の石狩湾に面しています。人口は約12万人(2017年4月末現在)。北海道開拓の海の玄関口として明治から大正、昭和初期にかけて栄えました。その後、海運業の衰退とともに海の玄関口としての役割が失われると、街も衰退しましたが、運河や石造りの倉庫などを観光資源として活用し、観光都市に変貌を遂げます。現在では年間800万人近い観光客が訪れる、国内でも有数の観光地となっています。
小樽港。
JR函館本線の小樽駅。ここから運河までは徒歩5分ほどだ。
北海道新聞社の小樽支社も運河の近くにある。(八雲)
(控室では大盤解説会用のプレゼント色紙の作成が進められている)
(中倉女流二段の「慧眼」。木村八段は平仮名で「おたる」など)(牛蒡)
木村八段は図の▲4六歩を好手と判定。△同角には▲4五歩△3三銀▲4七金左△1三角▲3六金と盛り上がっていきます。金銀がぐいぐいと前進する展開は、伊藤女流二段が得意とするところです。里見女流王位は長考に沈みました。「▲4六歩に意表を突かれたのかもしれません」と木村八段。
(継ぎ盤の前に座る木村八段)(牛蒡)
(25手目の局面が熱心に検討された。数手進んだ現在は検討が落ち着いている)(牛蒡)
(伊藤女流二段のおやつ。メロンシャーベットとアイスティーの氷なし)
(里見女流王位は紅茶のみの注文)(牛蒡)
定刻の9時、立ち会いの木村八段が対局開始を告げ、対局が開始されました。
開始を告げる木村八段。
一礼がかわされて対局が開始された。
伊藤女流二段の初手は▲7六歩。
里見女流王位はすぐに△3四歩と応じた。
里見女流王位は4手目に△3二飛と振り飛車を明示した。
図は9時20分の局面。戦型は相振り飛車に決まり、早いペースで進んでいます。(八雲)
8時51分頃、伊藤女流二段、里見女流王位の順で対局室に入りました。
駒が整然と並べられて、対局準備が整った。(八雲)