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2014年4月

2014年4月22日 (火)

打開はあるか

Dsc_0321 45手目から△7四銀▲8六角と進んだ。ここでもう1度、△8五銀と出れば千日手が濃厚になる。打開するなら△8八歩が考えられる。「△8八歩と打つのも有力だと思うんですけどね。時間も差がついてきましたし、(清水さんが)先手になっても時間がねぇ」と谷川九段は話す。両者の時間は40分以上、差がついている。
谷川九段は次の手を見ずに「渭水苑」をあとにした。東京で仕事があるため、飛行機の時間が迫っている。

(吟)

おやおや

1txt45 「あれ銀出て、角出たよ。(千日手)規定を読み直さなきゃ」と武市七段。△7四銀▲8六角△8五銀▲7五角△7四銀……となれば千日手になる。「まだ1度目ですから」と谷川九段は冷静だ。

■Twitter解説■ 門倉啓太四段>清水さんが考えているので、もしかしたら△7四歩▲4二角成△同金寄▲7七桂△5二飛という展開もあるかもしれません。(互角)

Dsc_0306 (対局再開から30分が経過している。果たして千日手になるのかどうか)

(吟)

対局再開

Dsc_0294 (13時に対局が再開されたが、甲斐女流王位はすぐに指す気配はなかった)

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(吟)

休憩時の対局室

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Dsc_0272 (先手の甲斐陣から見た盤面)

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(吟)

昼食休憩に入る

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△5六歩に甲斐女流王位が26分使って昼食休憩に入った。消費時間は▲甲斐女流王位1時間12分、△清水女流六段1時間28分。対局は13時に再開される。

昼食の注文は甲斐女流王位が松花堂弁当。

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清水女流六段の昼食の注文は天ぷらうどんとおにぎり2個。

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(吟)

緑眩しく

Dsc_0240 (女流王位戦が開幕するのは新緑が眩しい時期だ。「渭水苑」の緑も美しい)

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201308275_231 (第54期王位戦七番勝負は「渭水苑」で決着がついた。4勝1敗で羽生善治王位が行方尚史八段を相手に防衛)

(吟)

創刊70周年

本局主催の徳島新聞社は1944年6月1日に創立。今年で創刊70周年を迎える。 徳島新聞は囲碁は天元戦を主催している。
【徳島新聞HP】
http://www.topics.or.jp/

Dsc_0252 (今日の徳島新聞朝刊。小池大志氏による王位リーグ紅組▲森内俊之竜王・名人-△千田翔太四段戦の第5譜が掲載されている)

(吟)

午前の控室

Dsc_0237 (立会人の武市七段は徳島出身。4月1日付で七段に昇段した)

Dsc_0248 (武市七段作の必至問題と詰将棋)

Dsc_0249 (10時45分頃の控室。モニターを見る背中は谷川浩司九段(左)と武市七段)

(吟)

3たび激突

甲斐女流王位と清水女流六段が女流王位戦五番勝負で激突するのは今シリーズで3度目。

第21期は清水女流王位に甲斐女王が挑み、3勝1敗で女流王位を奪取した。 翌年の第22期、甲斐女流王位に挑んだのは清水女流六段。リベンジなるかと思われたが、フルセットの末に甲斐女流王位が防衛。※肩書きは対局当時。

では2人の女流王位戦での対戦を振り返ってみたい。まずは甲斐女流王位の勝局から。第22期第2局、対局場は兵庫県姫路市「イーグレひめじ」。

Jo_oui20110518158 図は対局の最終盤△5七桂と清水女流六段が迫った局面。▲5八玉△4七金打に▲6七玉と逃げて先手玉は詰まず、167手の大熱戦を甲斐女流王位が制して連勝スタートを決めた。

【第22期第2局 ▲甲斐女流王位-△清水女流六段戦】
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/jo_oui110518_j.html

今度は清水女流六段の勝局を見てみたい。第22期第4局、徳島県徳島市「ホテルクレメント徳島」で行われた第4局。

Jo_oui20110621_1136 ▲2六金に対して△3五桂と清水女流六段が打った局面。▲3六歩と催促されたが△2七銀と打って先手玉を攻めたて144手で清水女流六段が勝ち、フルセットへ持ち込んだ。

【第22期第4局 ▲甲斐女流王位-△清水女流六段戦】
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/jo_oui110621.html

さて第25期の開幕局を制すのはどちらか。

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(吟)

午前のおやつ

Dsc_0232(10時に対局室におやつが運ばれた。甲斐女流王位がフルーツの盛り合わせ。清水女流六段はフルーツの盛り合わせとホットコーヒー)

Dsc_0234 (コーヒーの器は鳴門名物の大谷焼)

(吟)

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