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2011年6月

2011年6月29日 (水)

9時45分頃の控室

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(控室では、関根紀代子女流五段と斎田晴子女流五段が屋敷九段と継ぎ盤を挟んで序盤の検討をしている。右手前、屋敷九段を笑わせているのは滝誠一郎七段)

屋敷九段に2手目△3二飛戦法について見解をうかがいました。
「2手目△3二飛戦法は、序盤に怖い変化が多くあるので簡単にはできないですね。ただ、本譜のように石田流に組めるのならやってみたい気がします。清水さんはとがめにいくよりも、自分のペースで戦うつもりで、本譜のように進めたのでしょう」

(八雲)

戦型は後手の石田流へ

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甲斐女流王位は第3局と同じ2手目△3二飛戦法を採用しました。第3局は18手目に後手から角交換をしていますが……。

【女流王位戦第3局】

http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/jo_oui110615.html

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本譜は△4四歩と角道を止めました。控室では「こう進むと、(先後は逆ながら)むしろ第4局と似た展開ですね」といわれています。

【女流王位戦第4局】

http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/jo_oui110621.html

(八雲)

対局開始

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(8時55分頃、記録係の黒沢怜生三段により振り駒が行われた。結果は「と金」が3枚。清水女流六段の先手に決まった)

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(9時、立会人の屋敷九段から対局開始が告げられた)

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(清水女流六段の初手は▲7六歩)

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(甲斐女流王位の2手目は第3局と同じ△3二飛)

(八雲)

【Twitter解説】

本局はTwitter解説がございます。誰が登場するかはお楽しみに。
解説用IDは「@shogi_mobile」となっております。こちらのIDをフォローするか、以下のページをご覧ください。

https://twitter.com/#!/shogi_mobile

また、棋譜コメント内や本ブログでも随時紹介して参ります。

(八雲)

2011年6月28日 (火)

第5局は6月29日(水)9時開始です

甲斐智美女流王位に清水市代女流六段が挑戦する、第22期女流王位戦(新聞三社連合主催)は4月27日の第1局から2カ月、いよいよ決着局を迎えました。甲斐女流王位が2連勝で王手をかければ、清水女流六段がカド番を2度しのいで追いつく展開。最終第5局は6月29日(水)東京・将棋会館にて9時開始予定。持ち時間は各4時間、先後は振り駒で決定します。

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(8時30分頃の対局室。関係者が慌ただしく設営作業を行っている。右奥に立っているのは、本局の立会人の屋敷伸之九段)

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(本局は特別対局室で行われる)

本局の中継は棋譜・コメントを吟記者、ブログを八雲が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

2011年6月21日 (火)

感想戦(5)

感想戦は1時間ほどかけてじっくり行われた。
中・終盤は双方に勝ち筋がある二転三転の大熱戦だったが、最後は清水が勝ち切った。

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本日は観戦いただきありがとうございました。
第5局も熱戦をご期待ください。


(若葉)

感想戦(4)

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(若葉)

感想戦(3)

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(惜しくも勝利を逃した甲斐女流王位。本局でのタイトル防衛はならなかった)


(若葉)

感想戦(2)

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(勝った清水女流六段。これで2連敗の後の2連勝。2勝2敗の五分とし、五番勝負の行方は最終局へと持ち越された)


(若葉)

終局後のインタビュー

清水女流六段「△2四香を打ったところでは1手勝ちの読みだったが、うまく2手スキをかけられなかった。△2七桂成からは切れ筋になってしまった。最後はこちらの詰み筋がない形になって勝ちと思った」
甲斐女流王位「終盤の入り口は負けの展開かなと考えていたが、▲5一とが間に合って良くなかったと思った。間接的な王手飛車をかかって分からなくなった」

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