2013年7月

2013年7月23日 (火)

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図の局面で封じ手の時刻となりました。
手番の羽生王位が別室に移動して次の一手を封じます。
封じ手を立会人に手渡して1日目が終了となります。

32_2 (羽生王位を待つ行方八段と立会人の井上九段)

32_3 (行方八段は腕を組んで盤面を見つめる)

(若葉)

1日目の終了時刻が近づいています。
控室では封じ手の準備が進められています。

31_2 (封筒に筆を入れる井上九段。対局場、日時、棋戦名、対局者名を確認しながら、1つ1つ文字を埋めていく。関係者が見守る中での作業に「緊張するわー」と井上九段。書きづらそうだ。「前に丸山先生の字を間違えたことがあってね。『九』山って書いてしもうて……」(井上九段))

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31_3 (副立会の小阪七段も署名)

31_4 (第1局を封じたのは行方八段だった。第2局はどちらになるだろうか)

(若葉)

29_1_2

時刻は16時30分、盤上がようやく動き出しました。
羽生王位が選んだのは自陣を整える△6二金。6三のキズを埋める大本命の一手です。指し手はさらに▲6八銀△7三桂と進み、その局面で行方八段が再び考えています。

控室の検討も再開されました。
「今度は先後入れ替えてやりましょか」(井上九段)
「反対にすると(モニターの)向きが違うから見にくいんやけどな……自分が入れ替わったらええか」(小阪七段)

29_2 (というわけで、井上九段と小阪七段が席替え)

(若葉)

午後から盛んに行われていた検討も一段落。
長考の応酬で盤上に動きがないため、継ぎ盤は一旦片づけられています。

28_1 (「週刊将棋」紙の最新号を手に取る井上九段。同じ関西本部所属の畠山鎮七段の記事に目を通している)

28_2 (小阪七段は一般紙に手を伸ばした)

(若葉)

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図は15時頃の局面。
行方八段は1時間15分の長考で▲7九玉と寄りました。
「この瞬間は変な格好ですが▲6八銀がセットで好形になります。前に上がった銀を引くので手損ですが先手陣はまとめ易いのが主張です」(平藤七段のTwitter解説)

後手の狙いは△6五歩からの攻め。6三の地点がキズになるため、△6二金を入れるのかどうか、△7三桂が通るかどうかが焦点になるようです。いずれにせよ後手攻勢、先手守勢の展開になりそうで、井上九段は「後手も十分と言えるのではないでしょうか」との感想を残しました。

▲7九玉の局面で羽生王位が考えています。手元の時計で考慮時間はまもなく1時間を超えようとしています。対局再開から進んだ指し手はわずか4手です。

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(若葉)