第57期王位戦七番勝負第6局
2016年9月13日 (火)
大盤解説会場へ
終局直後の様子
快勝でカド番をしのいだ羽生王位。
【羽生王位の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「ちょっと待ってるだけの将棋になってしまってて、そんなに積極的によくする感じではなかったのですが。お昼休みの局面(58手目)のところが、非常に難しくて、何をやるのが正しいのか、よくわからなかったです」
――本譜は馬を作りましたが、そのあたりは。
「向こうが難しいとは思ったのですが。うーん、5七に桂を成った局面は、さすがにちょっといいんじゃないかと思ったんですけど。でも、はっきりはしてないですね。いろいろこっちも端が嫌味な形なので。怖いところもかなりあると思っていました」
――終盤はいかがでしたか。
「よくわからなかったですが、駒得している分、ちょっといいんじゃないかと思いました」
木村八段は最終局でタイトル奪取に再チャレンジ。
【木村八段の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「ちょっと、作戦がうまくいっていないような気がしました。初日から。途中大きなミスが出たので、それはみっともないことをしましたね。次はないようにしたいです」
羽生王位がカド番しのぐ
七番勝負第6局は羽生王位が勝利。羽生王位がカド番をしのぎ、タイトルの行方は第7局に持ち越されました。