第54期王位戦七番勝負第2局 Feed

2013年7月24日 (水)

控室の検討陣に印象に残った局面を聞いてみました。

<井上九段>
△5三金(56手目)
「あの局面でどうまとめるかさっぱりわからなかったんですが、指されてみればなるほどという手でした」

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<小阪七段>
△6一飛(68手目)
「▲5二角成があるので考えにくい手なんですが、催促するのがわかりやすい勝ち方なんですね」

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<船江五段>
▲6四歩(57手目)
「▲6四歩は第一感で突いてみたいところだったんですが、それで一気に悪くなるのかと驚きました」

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(若葉)

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64_3 (勝った羽生王位。開幕2連勝として七番勝負を一歩リードした)

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64_6 (敗れた行方八段。シリーズ初勝利ならず。第3局以降の巻き返しが期待される)

(若葉)

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<羽生王位>

―― 急戦矢倉から後手が攻める展開になりました。分かれはどのように感じてらっしゃいましたか?
「封じ手のところが大きな分かれ目で激しくいく順があったんですが、ゆっくり指して攻め込まれる展開になってしまったので、あまり面白くない局面になってしまったかなと思っていました」

―― それ以降、自陣に手を戻す展開になりました。いかがだったでしょうか?
「△5三金とか上がってるようではこちらは苦しい指し手でしたね。決められてもしょうがないかなと思って指していました」

―― その後また攻める展開になりました。そこから終盤まではいかがだったでしょうか?
「△6五桂と使える形になって手の調子がよくなったかなと思いました」

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<行方八段>

―― 羽生王位の急戦矢倉で、受ける展開になりました。
「……そうですね……うーん……封じ手のあたりは誘導した割にはいまひとつだなと思っていました。その後攻める展開になって2日目の昼休みの辺りはまあまあだと思っていたんですが、そこから……ひどかったですね。
▲6四歩がちょっと調子に乗り過ぎで、あれでいっぺんにおかしくしましたね。そこでもうちょっと腰を据えて昼休み明けに指さないといけなかったです。そこが悔やまれます。いやぁ、もうちょっといい将棋を指さないと。途中からどうしょうもなくなっちゃって。いやあ、申し訳ないです」

(若葉)