図は15時頃の局面。
行方八段は1時間15分の長考で▲7九玉と寄りました。
「この瞬間は変な格好ですが▲6八銀がセットで好形になります。前に上がった銀を引くので手損ですが先手陣はまとめ易いのが主張です」(平藤七段のTwitter解説)
後手の狙いは△6五歩からの攻め。6三の地点がキズになるため、△6二金を入れるのかどうか、△7三桂が通るかどうかが焦点になるようです。いずれにせよ後手攻勢、先手守勢の展開になりそうで、井上九段は「後手も十分と言えるのではないでしょうか」との感想を残しました。
▲7九玉の局面で羽生王位が考えています。手元の時計で考慮時間はまもなく1時間を超えようとしています。対局再開から進んだ指し手はわずか4手です。
(若葉)
2013年7月23日 (火)