第59期王位戦七番勝負第5局
2018年8月30日 (木)
感想戦(1)
大盤解説会に登場
終局直後
(勝った菅井王位。初防衛にあと1勝に迫った)
【菅井王位の談話】
――お疲れ様でした。菅井王位から伺います。序盤の駒組みから△2五歩(50手目)から局面が動きました。
菅井 △2五歩はあまり想定していなかったので、あんまり考えていない展開になったので、あまり自信がなかったです。
――そのあとは玉頭戦になりました。
菅井 自分から▲2五歩(71手目)と突いたのがどうだったかなという感じがします。
――端を破ったあたりは、いかがですか?
菅井 仕方ないかなという感じで、あまり自信はなかったです。
――終盤はいかがでしたか?
菅井 少し駒得していたので、正確に指せば勝っているかなと思っていました。
――勝ちを意識したのは?
菅井 いちばん最後の▲2六銀ですかね。
――豊島棋聖にも伺います。序盤から封じ手のあたりは、どのように見ていらっしゃいましたか?
豊島 封じ手のところは、局面は何か動いていかないといけない感じで、本譜の順だったと思いました。そこまで自信があったわけではないですが、動かないとしょうがないので、ちょっと失敗してしまったかなと。
――1、2筋の攻防はいかがでしたか?
豊島 よくわからなかったですが、あまり自信はない感じでした。でも、間違えてしまったというか、もっとよい順があった気がします。
――終盤はどうでしたか?
豊島 端を破られて、▲2三歩(99手目)を垂らされたのがきつかったです。
菅井王位が3勝目
第59期王位戦七番勝負第5局は133手まで、菅井王位が勝ちました。シリーズ成績は3勝2敗。防衛まであと1勝です。