第61期王位戦七番勝負第3局 Feed

2020年8月 5日 (水)

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Img_6125(勝った藤井聡太棋聖はタイトル奪取まであと1勝とした)

Img_6107(敗れた木村一基王位はあとがなくなった)

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以上で本局の中継ブログの更新を終了します。
第4局は8月19・20日(水・木)に福岡県福岡市の「大濠公園能楽堂」で行われます。
ご観戦、誠にありがとうございました。

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□藤井聡太棋聖インタビュー

--早囲い含みの矢倉は研究だったのか。
藤井 早囲いを目指す形をやろうと思っていたが、手の組み合わせがまずく、序盤は少し失敗していたのではないか。封じ手あたりは後手からの端攻めが見えており、自信のない展開だった。

--▲5九角(63手目)と転換する形について
藤井 金銀4枚で玉が堅いので、手の調子がいいのかなと思ったが、受けられてみると大変だった。

--途中の攻めについて
藤井 手順に桂がさばけたので流れはいいと思っていたが、▲3四歩(87手目)が無理筋だったかもしれない。受けられたときに手がわからなくなってしまった。単に▲1五角のほうがよかったかもしれない。

--終盤の攻防について
藤井 寄せにいって負けにしているのかもしれない。▲2一銀打(121手目)に対して△2二玉から△2三玉を見落としており、そこで厳しくなってしまった。

--勝利が見えた辺りは
藤井 ▲4二銀(139手目)から▲4九飛として、桂か香が手に入る形になったので、好転したのかなと思った。

--次局に向けての抱負
藤井 ここまでの将棋をしっかり反省して、いい将棋を指せるように頑張りたい。

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□木村一基王位インタビュー

--序盤について
木村 封じ手の辺りで歩の交換をされたので、損をしたなと。ただ、損をしたのはしょうがないのでジリジリとした展開を狙っていたが、仕掛けてから▲5九角(63手目)と引いた構想は秀逸だった。ちょっと攻められっぱなしだったので、つまらない展開にしてしまった。

--△6二銀(90手目)について
木村 諦めてはいけないなと思って指したが、あそこはつらい展開だった。

--▲2一銀打(121手目)から上部脱出を図り、難しくなったように見えた
木村 ちょっとつらいと思っていたが、もしもチャンスがあったのならよくなかった。

--次局に向けての抱負
木村 あとがなくなったが、いつもどおり精一杯指したい。

投了図

第61期王位戦七番勝負第3局は、149手で藤井棋聖が勝ちました。終局時刻は19時22分。消費時間は▲藤井棋聖7時間58分、△木村王位7時間59分。この結果、七番勝負は藤井棋聖の3連勝で、王位奪取にあと1勝としました。第4局(西日本新聞社主催)は8月19、20日(水、木)、福岡県福岡市「大濠公園能楽堂」で行われます。

20200804124後手玉の上部脱出が現実味を帯びてきました。上図で▲1五金は△3四玉から逃げられそうです。
後手の粘りが実を結び、反撃のターンが回ってくるでしょうか。

Img_6088(後手を持つのは「不倒流」こと淡路九段)

20200804110_2木村王位は入玉を含みに粘りを見せます。飛車が4筋より左に飛車が逃げれば、△3七桂成から上部脱出が見えてきます。

Img_6048(木村王位は懸命に上部脱出を模索する)