本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、内田晶さんによる観戦記が７月30日より掲載されます。詳しくはそちらも合わせてご覧ください。

本局の中継はこれで終了します。ご観戦いただき、ありがとうございました。

（対局ボード。勝った方の札が上げられる）

（紋蛇）

（佐藤九段の顔は険しかった）

（菅井六段の表情も厳しい）

（夢の大舞台まであと１勝。広瀬八段とは、初手合いになる）

（紋蛇）

（千日手からの激戦を制した菅井六段。最後は振り飛車で白組優勝を決めた）

（敗れた佐藤九段）

（すぐに感想戦が始まった）

（紋蛇）

100手まで菅井六段が勝ちました。終局時刻は19時59分、消費時間は▲佐藤３時間59分、△菅井３時間22分。

菅井六段は初の挑戦者決定戦進出です。広瀬章人八段との挑戦者決定戦は６月８日（月）に行われます。20代同士の挑戦者決定戦は、先日行われた棋聖戦の佐藤天彦八段－豊島将之七段戦に続いてのことです。

（紋蛇）

佐藤九段は一分将棋に突入し、ペースが上がっています。局面は寄せ合いになりました。「△６二歩の形が堅く、穴熊良し」の評判です。

（紋蛇）

19時30分現在、激戦が続いています。

当初は菅井六段がうまい切り返しを見せたと思われていました。まずは△３七歩成▲同桂△３三角。

 
歩成を利かしたのが細かいところで、飛車の横利きを止めています。△３三角以下▲４三銀成△５四角▲４五桂△４六歩▲同歩△６六歩▲同歩△５四角（両取り）▲４五桂△同銀▲３三成銀△５六銀。

たくさん歩を突き捨てて先手玉を弱体化させ、△５四角の両取り。最後の△５六銀が気持ちよく、振り飛車成功の評判でした。

しかし、数手進んで▲２三角と打たれると銀が目標になっています。中継室に来訪した棋士の形勢判断は、揺れたままです。

（紋蛇）