2026年5月19日 (火)

89

先手が▲5九歩と受けた局面。途中、何度か踏み込めば先手勝ちと見られる場面もありましたが、伊藤二冠は自重して優位を保つ指し方をしていました。ただ、この▲5九歩は、本当に有利を保てているか怪しい、逆転していてもおかしくないと見られています。

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(古賀六段がチャンスをつかめるか。両対局者とも残り時間はわずか)

73

「5三のと金に負けなし」は将棋の格言のひとつ。相手玉がどこにいたとしても、後手陣にいる限り価値の高い手になります。しかも本局の場合は後手玉が居玉ですぐそばに。これは先手優勢、後手劣勢がはっきりしてきました。

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(伊藤二冠。長い道のりになったが、白組リーグ優勝が近づいてきた)

54

後手のバランスを取る△5四角に対して、先手に▲5七桂と受けさせることに成功。△7五歩と後手は攻めていきました。桂頭は将棋において基本となる急所のひとつで、特に歩で狙うと効果的です。

先手としてもあまり力を込めて受けても結局受けきれなくなりそうなので、早めに損切りをして、攻め合いに向かいたい場面に見えます。

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