第57期王位戦七番勝負第3局 Feed

2016年8月10日 (水)

Dsc_0674 (両対局者はマイクロバスで旭川市大雪クリスタルホール音楽堂に向かった)

Dsc_0668_2 (57手目▲3四歩に代えて▲7一飛が検討される。▲7一飛に羽生王位は△4四角が気になっていたようだ。以下▲5三桂成△同角▲2一飛成△3一金▲6四桂△4二玉▲3一竜△同銀▲7二桂成△同金▲3三金△5二玉▲4三金△同玉▲5四銀△5二玉▲5三銀成△6一玉が大盤で調べられる。この順は難解だった)

Dsc_0691 (両対局者が姿を見せると大きな拍手で迎えられた)

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―― ▲4六角から攻める展開になりましたが、分かれはいかがでしたか。
羽生 よく分からなかったのですが、馬を作られる局面になって、自信がなくなったので。

―― そのあとにねじり合いになりました。
羽生 攻めが細いので、自信はずっとなかったです。

―― ▲7一角からはいかがですか。
羽生 まだ長い将棋になるのかなと思っていました。▲3一飛成と駒を取れる形になって、勝ちになったかなと。

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―― 本局を振り返っていただけますか。
木村 角を打って攻めを呼び込んだ格好になって、受身になったのが、よくなかったですかね。▲8六歩と突かれて、少し苦しくしたかなと思いました。最後はやっているうちに、よく分からなくなって、チャンスがあるかなと思ったのですが、自滅に近い形になったので残念だったなと。

(両対局者は終局直後のコメントを語り、ファンの大盤解説会場に向かった)

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この局面で木村八段が投了しました。終局時刻は19時10分。消費時間は▲羽生王位7時間55分、△木村八段7時間59分。対戦成績は羽生王位の2勝1敗となりました。
第4局は8月22、23(月・火)の両日に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われます。