2013年7月

2013年7月24日 (水)

2日目は千葉幸生六段が解説を担当します。

■千葉 幸生(ちば さきお)六段■
1979年2月11日生まれ、東京都町田市出身。関根茂九段門下。2000年、四段。2010年、六段。棋士番号は237。

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(若葉)

おはようございます。
第54期王位戦第2局は2日目を迎えました。
今朝の有馬は曇り。昨夜にはすでに雨が降っていたようで、窓には跡が残っています。

羽生王位の封じ手は何か。そしてどこで前例から離れるのか。
2日目の対局は9時に再開されます。

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(若葉)

2013年7月23日 (火)

立会人のお二人に封じ手の予想をうかがいました。

■ 井上九段
 (1)△9四歩
 (2)△7五歩

第1候補に挙げた△9四歩を「指してみたい手ですね」と井上九段。△9四歩は2011年3月に指された▲行方八段-△郷田真隆九段戦(棋聖戦)の前例を踏襲した手で、ぼんやりした手に見えますが将来の端攻めをにらんでいます。△9四歩▲6七金右△6六歩▲同銀△6五歩▲5七銀△8八角成▲同玉△3三角▲9八玉と進んだときに、△9五歩(変化1図)が味のいい一手となります。
井上九段が第2候補に挙げたのが△7五歩。▲7五同歩△6六歩▲同銀に△7七歩(変化2図)と攻めていく狙いです。

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■ 小阪七段
 (1)△9四歩
 (2)△6六歩

小阪七段も井上九段と同じく第1候補に△9四歩を挙げました。▲行方-△郷田戦のように「端玉には端歩」を狙う一手が大きいとみているようです。第2候補の△6六歩は▲羽生王位-△郷田九段戦(2011年2月、朝日杯将棋オープン戦)で指された一手です。

(若葉)

33_1 (羽生王位が封じたのは前例通りの△9四歩や△6六歩だろうか、それともまた別の新手だろうか。2日目が注目される)

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33_4 (1日目が終了。2日目は明日9時に再開される)

(若葉)