第59期王位戦七番勝負第6局
2018年9月11日 (火)
大盤解説会場に
終局直後
―― 本局を振り返って、穴熊の駒組みから飛車の成り合いのところは。
豊島 形勢はよくわからなかったのですが、難しいなと。
―― 封じ手のあたりは。
豊島 難しくてよくわからなかったです。
―― そのあと駒の剥がし合いになりましたが。
豊島 本譜は自信ある局面もあったのですが、ない局面も。自分の中でも形勢判断が揺れていました。
―― どのあたりでいけそうだと思いましたか。
豊島 ▲7二角と打っていったところで。かなり最後のほうですね。
―― 本局、さばき合ったあたりはいかがでしたか。
菅井 封じ手の局面は手が広くて、よくわからないですね。
―― そのあと駒の剥がし合いになりましたが、終盤は。
菅井 △8二銀打(132手目)がよくなかったですね。うっかりというか、一気にダメにしてしまいました。
豊島棋聖が勝って最終局へ
▲豊島-△菅井戦は165手で豊島棋聖が勝ちました。終局時刻は16時31分。消費時間は▲豊島7時間48分、△菅井5時間12分。豊島棋聖が激戦を制してシリーズ成績を3勝3敗のタイとしました。最終第7局は9月26、27日(水、木)の両日に東京都千代田区「都市センターホテル」で行われます。