第60期王位戦七番勝負第5局 Feed

2019年8月28日 (水)

豊島王位

豊島王位

豊島王位

木村九段

木村九段

木村九段

感想戦


第60期七番勝負第5局は豊島王位が勝ち、対戦成績を3勝2敗としました。第6局は9月9、10日(月、火)に神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われます。そちらも引き続き「王位戦中継サイト」でお楽しみください。ご観戦ありがとうございました。

インタビューを終えた両対局者は、大盤解説会場へと移動しました。

移動

豊島王位

木村九段

大盤解説会場

谷川九段
(大盤を使っての検討のあと、谷川九段が一局をとおした感想を述べる)

大盤解説会場Img_1659
(両対局者は最後にファンから大きな拍手で見送られ、対局場に戻った)

終局直後
(終局直後の様子)

豊島王位

■勝った豊島将之王位のインタビュー■

── 一局を振り返って。
豊島 序盤は前例のある将棋で、封じ手のあたりは難しくて分からないままでした。

── 2日目の進行は?
豊島 途中でもう少し、いい順があったかもしれないですが、▲6八金(107手目)と上がるようでは1手渡す感じなので、おかしい気もしていました。

── 勝ちを意識したところは?
豊島 ▲4四銀(123手目)と取ったところでよくなったかなと思いました。

木村九段

■敗れた木村一基九段のインタビュー■

── 一局を振り返って。
木村 やってみたかった作戦なのですが、空振ってしまった感じがしますね。結局、馬や成桂が残ってしまったので、失敗したような気もします。苦しい時間が多かったように思います。

Oui201908270101131▲豊島-△木村戦は131手までで、豊島王位の勝ちとなりました。終局時間は17時16分で、消費時間は▲豊島6時間52分、△木村7時間14分。勝った豊島王位はシリーズ成績を3勝2敗として、初防衛まであと1勝としました。

△4五歩

122手目△4五歩まで進みました。この歩は、馬筋を止めた受けですが、控室では▲4四銀と取って(1)△同飛は▲3一銀△同玉▲3三歩成。(2)△2四歩は▲3三金△1三玉▲5八馬が厳しく「終局が近い」と言われています。

木村九段
(木村九段は苦しい局面が続く)