第52期王位挑戦者決定戦
感想戦の様子(2)
感想戦の様子(1)
終局直後のインタビューの様子
【羽生名人インタビュー】
・本局を振り返って
「序盤の構想で…問題があったかもしれないです。なにか、こちらから動かなければいけない展開になってしまって。あまり自信がない局面が続きました」
・形勢が良くなったと感じたのは
「(69手目)▲8四歩と打つ展開になって、少し良くなったかなと。こちらは意外と寄りがないようでしたので」
・七番勝負に向けて抱負をお願いします
「あ、はい、ええ。気持ちも新たに、臨みたいと思います」
【藤井九段インタビュー】
・本局を振り返って
「(中盤までは)そんなに悪くはないかと思っていました。ただ、端のプレッシャーがあるので、その分だけ自信がなかったですね。正しくやっていれば難しい将棋だったと思いますが。(48手目)△5三金が良くなかったかもしれないです」
(八雲)
羽生善治名人が挑戦者に
広瀬章人王位への挑戦者を決める第52期王位戦挑戦者決定戦は19時15分、79手で羽生善治名人の勝ちとなりました。消費時間は羽生3時間42分、藤井3時間56分。七番勝負の第1局は7月12・13日、三重県志摩市「賢島宝生苑」にて行われます。
【Twitter解説】
「最後は羽生名人が慎重に寄せ切りましたね。藤井九段は△3五銀と打ったからには自信があったのではと思いますが、その後の直線に誤算があったのでしょうか?観戦ありがとうございました」(片上大輔六段)
「△3五銀から一直線の順で大差になってしまったのは残念でした。△5三金に時間を使ってるので、予定変更だったのかと思います」(吉田正和四段)
「ゆっくりした展開から一気に終盤に入り、最後は羽生名人が手堅く寄せ切りました。途中、藤井九段に何か誤算があったのかもしれません。48手目△5三金に対して▲3六銀から▲7二成銀まで銀の(ドリブル)使い方が印象的でした。本局の観戦ありがとうございました。」(大石直嗣四段)