第56期王位戦七番勝負第3局 
2015年8月 6日 (木)
感想戦(2)
感想戦(1)
終局直後
―― 横歩取りの出だしから、うまく2歩得という構図になりましたが、どうだったのでしょうか。
広瀬 ちょっと自陣に角を打つようでは……
―― ▲2二歩から▲3四桂と攻めていった辺りは?
広瀬 受け一方ではきついので。
―― 際どい終盤戦になりましたが。
広瀬 5六の銀を取られて、あそこはハッキリダメだと思いました。 ―― 勝ちを意識されたのは?
広瀬 ▲5三銀から1度清算して、詰むのかなと。
―― 馬と2歩得の構図になりましたが、分かれはいかがでしたか。 羽生 馬があまり使えないので、ちょっと苦しいかなと思って指してました。
―― その後、攻められる展開になったのですが。
羽生 ずっと自信がないです。
―― 3六の銀を食いちぎって△7六桂と反撃しましたが。
羽生 終盤の入口辺りは難しくなったと思ったのですが、読みきれなかったです。
広瀬八段の勝利
147手まで広瀬八段が勝って、対戦成績を1勝2敗としました。終局時刻は19時32分、消費時間は両者ともに7時間59分。