第59期王位戦七番勝負第3局
2018年8月 2日 (木)
感想戦
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終局直後
(終局直後の菅井王位。力を振り絞っての勝利)
菅井王位「序盤はちょっと仕方ないと思って指していました。(銀香交換になったが)▲5三歩に△同金(56手目)は考えていませんでした。形勢判断がわからなかったですし、終盤は勝ちを何回か逃したと思いながら指していました。△3九銀に▲2九金(119手目)としたあたりから、ちょっとわからなかったです」
(敗れた豊島棋聖)
豊島棋聖「△6四歩(48手目)のところは手が広かったと思いますが、この手がまずかったかもしれません。封じ手の局面は自信がありませんでした。本譜は銀香交換なので自信はまったくないですが、いちばん頑張れるかと思いました。△5二金打(84手目)のあたりでもう少し頑張れる手があったかもしれません。あそこは手が広かったと思います。終盤で端攻めしたところは、はっきりまずくなっていると思いました。もしかしたら何かあるかもと思って考えていましたが、ずっと負けていると思います」
菅井王位が2勝目を挙げる
王位戦第3局は菅井王位が157手で勝ち、シリーズ成績を2勝1敗としました。終局時刻は19時23分。消費時間は、▲菅井7時間55分、△豊島7時間59分(持ち時間は各8時間)。第4局は8月22・23日(水・木)に福岡県福岡市「ホテル日航福岡」で行われます。