戦型は先手中飛車
△3三角は9時20分過ぎに指された手で、福間女流王位は手を止めています。先手中飛車から駆け引きがあり、伊藤女流四段が居飛車に構えて横歩を取る展開になりました。予想もしない力戦形に、控室では驚きの声が上がっています。序盤の駆け引きについては、後程ご紹介します。
△3三角は9時20分過ぎに指された手で、福間女流王位は手を止めています。先手中飛車から駆け引きがあり、伊藤女流四段が居飛車に構えて横歩を取る展開になりました。予想もしない力戦形に、控室では驚きの声が上がっています。序盤の駆け引きについては、後程ご紹介します。
18時から関係者による食事会が行われ、対局者は冒頭だけ出席して明日の抱負を述べました。
(西山由佳子・北海道新聞社執行役員編集局長)
「第1局の熱戦ぶりは多くの注目を集めました。第2局も臨場感が伝わるように報道したいと思います。札幌の遅い春は終わりに近づき、ライラックやバラなどの花が次々と咲く、美しい時期を迎えます。さわやかな空気のなか、素晴らしい対局になることを願っています」
(福間女流王位)
「明日から始まる第2局では、自分の力を精いっぱい出し切れるように頑張ります。関係者の皆さまにはお世話になります。よろしくお願いします」
(伊藤女流四段)
「(直前に挑戦者の変更があり)第1局は心の準備が整わないままの対局となりましたが、いまは挑戦者になった実感があります。札幌は師匠(屋敷伸之九段)の出身地で、私も好きな場所です。明日はいい将棋が指したいと思います」
(乾杯の挨拶は、森下卓・日本将棋連盟常務理事)
「私は21歳のときに『さっぽろ東急将棋まつり』で初めて北海道の皆さまにお世話になりました。もう38年前のことです。2020年10月には北海道研修会も始まりました。今後ともご協力いただきますよう、お願いいたします」
本日の中継は以上で終了となります。明日の対局開始は9時です。どうぞお楽しみに。
(紋蛇)
福間香奈女流王位に伊藤沙恵女流四段が挑戦する、第36期女流王位戦五番勝負。第1局は伊藤女流四段が制しました。第2局は5月13日(火)に北海道札幌市中央区「京王プラザホテル札幌」で行われます。本局の主催は北海道新聞社です。
対局開始は9時、持ち時間は各4時間、昼食休憩は12時から13時です。本局の先手番は、福間女流王位です。立会人は野月浩貴八段、記録係は野原未蘭女流二段、観戦記執筆は石蔵朗大さんが務めます。
大盤解説会は、京王プラザホテル札幌で15時より行われます。定員は200名で、入場は無料です。解説は野月八段、聞き手は久津知子女流三段です。
インターネット中継は棋譜・コメントを牛蒡、ブログを紋蛇が担当します。よろしくお願い致します。
【第2局主催:北海道新聞社】
https://www.hokkaido-np.co.jp/
【主催:日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/
【主催:日本女子プロ将棋協会(LPSA)】
https://joshi-shogi.com/
【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/36/joryu-oui202505130101.html
【第36期女流王位戦 挑戦者変更のお知らせ】
https://www.shogi.or.jp/news/2025/04/36_698.html