麻生大浦荘(2)
本局が行われている麻生大浦荘で女流王位戦五番勝負が指されるのは3年連続3度目で、いずれも第3局で指されています。ここでは、対局室周りを紹介します。
(ふと見上げると、行灯を思わせる木に包まれた電球が光りを放っていた)
(花は3年ほど前にいけばなの根源として知られる華道家元池坊によって生花されたものだ)
(こちらは玉堂富貴の絵画)
玉堂富貴(ぎょくどうほうき)とは日本で初期の本格的な多色刷り石版印刷物で、玉(ぎょく)蘭(らん)(白(はく)木(もく)蓮(れん))、海棠(かいどう)、牡丹(ぼたん)を組み合わせた南宋画の伝統的な画題の一つです。言葉の響きに将棋を感じさせられるのは、記者だけでしょうか。
(潤)