第3局の対局場「麻生大浦荘」は、筑豊御三家に数えられた麻生グループの創業者・麻生太吉の長男である麻生太右衛門の住宅として建築されました。数奇を凝らした和風入母屋書院造りで、大正末期には完成していたと言われています。主な建築材料は桧と杉。柱は四方柾で1本の原木から数本しか取れない高価な木材です。普段は非公開ですが、春のひな祭り、秋の紅葉のシーズンにだけ特別に一般公開されます。
女流王位戦の開催は今期が2回目。昨年は5月下旬の短期間で名人戦と女流王位戦が続けて行われました。
(庭園から見た対局室)
(廊下には畳が敷き詰められている)
(欄間にも精緻な細工が)
(玄関前にこんもりとした寄せ木を作っているのが麻生住宅の特徴)
(創業者の麻生太吉が好んだツツジが至るところに咲いている)
(夏芽)