熱を帯びる盤上
加藤桃女流四段が抜け出したかに思えましたが、意外に後手玉の懐が深く、寄せきるのは簡単ではないようです。この△8七歩に加藤桃女流四段は23分の熟考で▲5七桂。どっしりと力をためました。以下△7四飛に▲7六歩と打ち、自玉をしっかり補強します。
代えて▲4五銀△5三玉▲6五銀といった攻めも見えますが、加藤桃女流四段は焦っていません。16時30分、形勢は先手よしではありますが、勝つまではまだまだ大変のようです。長期戦になりました。
(控室に戸辺誠七段が来訪。先手が7筋をケアしながら手厚くできるかどうかと関係者に見解を示した)
(佐藤紳哉七段も訪れ、検討の輪に加わる。「(先手が)1枚多いんですね」と佐藤紳七段)
(LPSA代表理事の中倉宏美女流二段も。熱戦を前に検討も活発化)
(生姜)