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2022年6月 7日 (火)

終局直後

Satomi07(里見女流王位は第2局からの3連勝で防衛を決めた)

Nishiyama06 (西山白玲・女王の工夫は実らず)

Kyokugo01(終局直後の両者)

Kyokugo05(終局直後にインタビューが行われた)

――序盤について?

里見 力戦だったかと思います。

――26手目△8八角成から30手目△5一飛のあたりの対応は?

里見 こちらは居玉なので、やっているときは結構神経を使っていました。

――33手目▲7八金に47分使った。考えていたことは?

里見 候補が2つ3つあって、考えているうちに長考になってしまった感じです。

――37手目▲5五歩のあたりの評価?

里見 ほかの変化もあるのかなと思いました。よくできそうな気もしていたのですが、玉周りの戦いになるので、分からなかったですね。

Kyokugo03

――48手目△4五歩から駒の取り合いに進んだあたりの形勢判断は?

里見 一直線の変化に踏み込んでかなり怖い展開ではあるのですが、駒得が大きいのかなと思っていました。

――59手目▲4三飛は居玉ながらの踏み込みだったか?

里見 ほかの対応が難しく、それくらいかなと思っていました。こちらも薄く、駒を使ってもらってという感じだったので、一直線に攻めていこうという気はあまりなかったですかね。

――手応えを感じたのは?

里見 最後、端歩を突いた(71手目▲9五歩)あたりで、攻めていけそうかなと。

――シリーズを振り返って

里見 初戦は二転三転して敗れはしたのですが、自分の中では充実感がありました。いろいろな戦い方ができて、シリーズとして充実していたかなと思います。

Kyokugo04


――24手目△5四歩からの仕掛けについて?

西山 一瞬、自玉が堅いので、動いてみようかなと。先に1歩を渡すためリスキーであったのですが、手になっているか微妙かなと思いながら指していました。実戦も一局かと思っていたのですが、そのあとの手のつなぎ方がどうだったかと思います。

――38手目△6三角に昼食休憩を挟んで42分、次の△1二香に38分使った。このあたりは?

西山 その先で形勢判断が近いような局面が多かったので、それを比較していた感じでした。

――48手目△4五歩からの手応え?

西山 △4五銀(58手目)が手拍子だったかと思っていて、もうちょっと(いい手が)あったのかなとは思いますね。(26分使った56手目)△7四角のあたりも悩ましかったです。▲4三飛(59手目)を軽視してからはちょっと厳しくなっていたと思います。

――シリーズを通して

西山 いろいろな展開の将棋を指して、何とか課題を克服できるようにやっていたので、そういう意味では学びの多かったシリーズかなと思います。

――ストップウオッチ使用で4時間を持つ対局について

西山 要所で時間をたくさん使えるので、いつもと少し違う展開になったかと思います。

(飛龍)

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