激しい寄せ合い
山根女流二段は1図で34分使って△2七歩と打ちました。以下▲同玉△4九飛に、▲8三銀△6一玉▲3一飛(2図)と進みました。山根女流二段は最後の1歩を△2七歩と使ったことで、2図で△4一歩の中合い(▲4一同飛成は△5一金で弾く意味)がなくなりました。屋敷九段は「微妙な利かしですが、△2七歩▲同玉と形を決めたほうが山根さんはいいと見たのでしょう」と解説しました。
2図から実戦は△5一銀▲3九金に△3七歩成▲同桂(3図)と進んでいます。以下△3七同角成▲同玉でどうか。屋敷九段は「先手玉も危険な格好ですし、いい勝負術だと思います」と話しています。残り時間は▲里見16分、△山根28分です。
(琵琶)