強く踏み込む
武市七段が予想していた進行です。ここで△5七歩成▲同金直に△5六銀直と踏み込む筋が考えられ、「そうなると一気に終盤戦ですね」とのこと。13時50分、実際に△5七歩成まで進みました。果たして里見女流四冠は決戦策を採用するのでしょうか。また、Twitter解説の阿部健治郎七段はこの踏み込む筋があるということで、形勢判断を「後手優勢」に変えました。
(継ぎ盤を動かす武市七段)
「進行の一例として、△5七歩成▲同金直△5六銀直▲同銀△同銀▲同金△同飛に▲4五銀(変化図)で粘ろうとするのは、以下△8八金▲6九玉に△7八銀から清算して後手の攻めが決まります。なので先手は、一直線には進められません」(武市七段)
(虹)