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14時20分頃の局面。端を絡めた激しい戦いが行われていますが、ここでTwitter解説の阿部健七段は後手優勢の見解を示しました。△9四香までの消費時間は▲渡部1時間57分、△里見1時間52分。■Twitter解説■阿部健治郎七段>△9四香は自然な手です。桂馬を取って△8五桂が直接の狙いなので、▲8六桂は筋ですがお手伝いになりそうです。いつの間にか後手が指しやすくなりました。端の攻防で里見女流王位が優位に立ちました。(後手有利)
控室の検討の様子。立会人の武市三郎七段(左)と、LPSAの鹿野圭生女流二段(右)。
継ぎ盤を挟むのは清水市代女流六段(クイーン王位・有資格者)。(八雲)
徳島城跡地に復元された鷲の門。
城跡地は石垣や堀が整備されている。
徳島城跡のすぐ脇をJR四国の鉄道が通っている。
徳島駅に隣接する車両基地、徳島運転所。
「しゃぼん玉」、「赤い靴」などの作詞で知られる野口雨情が徳島城跡を訪れた際に呼んだ歌の碑。「むかし忍んで 徳島城の 松に松風絶えやせぬ」。
徳島市は、徳島県の最東部、紀伊水道に面しています。県庁所在地で人口はおよそ25万人。全国的に知られる阿波おどりや、四国三郎の名で知られる名流吉野川、そして名産のスダチ、ブランド鳥の阿波尾鶏などが有名です。
徳島は吉野川水系によって形成された徳島平野に町が広がっています。中でも徳島市は、吉野川河口の三角州の上に作られた町で、周囲を川に囲まれる水の都となっています。
橋の欄干には阿波おどりを踊る像。
ここにも踊る人々が。
川沿いに中州総合水産市場があった。観光市場ではなく、市民の台所を支える市場だ。
鳴門海峡でもまれた鯛は徳島を代表する美味。
活の真蛸も扱っている。
黄金色に輝くヒラアジ。旬の味だ。
ほかにも、地元の魚介類が豊富に取り揃えられていた。※撮影協力「林鮮魚店」(八雲)
渡部女流二段は再開時刻の10分以上前から着座していた。
里見女流王位は57分頃に入室。
再開が告げられると、すぐに△5七歩を着手した。
それを見て、渡部女流二段が表情を険しくする。
いよいよ午後の戦いへ。
再開後の△5七歩が指された局面。(八雲)
図の局面で里見女流王位が13分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡部1時間20分、△里見1時間17分。昼食の注文は渡部女流二段が「阿波尾鶏のカツカレー」、里見女流王位が「野菜のスパゲッティー」と「すだちジュース」です。対局は13時に再開します。
阿波尾鶏のカツカレー。
野菜のスパゲッティー。(八雲)
盤上は渡部女流二段が右桂を活用し、戦いが始まりました。図の局面の1手前の△3四桂は銀取りに加え、▲3四歩と角頭に打たれるキズを消した意味があります。それに対し、渡部女流二段は▲3九飛と寄って銀桂交換を催促しました。以下△4六桂▲同歩のあと、後手の次の一手が難しいと言われています。
(夏芽)
10時を回り、対局者におやつが運ばれました。注文は両者ともに飲み物だけで、渡部女流二段が「すだちジュース」、里見女流王位が「エスプレッソ」でした。
「すだちジュース」。渡部女流二段は前日の夕食会で飲んで気に入ったとのことだ。
里見女流王位はエスプレッソコーヒーとミルク。(八雲)
定刻となり、一礼が交わされて対局が始まった。
渡部女流二段の初手は▲2六歩。
里見女流王位は△3四歩と応じた。
9時40分頃の局面。先手の超速に後手も銀を繰り出して対抗しています。(八雲)
8時45分、渡部女流二段が入室。
里見女流王位は50分に入室した。
(八雲)
本局は日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウントでプロ棋士による解説を行います。本日の担当は阿部健治郎七段です。アカウント「@shogi_mobile」をフォローしていただくか、下記のページからご覧ください。また、解説の内容は棋譜・コメントにも転載いたします。【日本将棋連盟モバイルTwitterアカウント】https://twitter.com/shogi_mobile
阿部健治郎七段。(八雲)