渡部女流二段は上図で△6六金と大技を繰り出します。▲6六同角なら△7九飛成と飛車を素抜く仕組みです。里見女流王位は26分の考慮で▲同歩と応じ、△4五歩に▲5五金と投入。力づくで角をどかしにかかります。
Twitter解説の西田四段は、「後手の手が広く迷う局面。 △4六歩、△5五同角、△8六歩、△1五歩、△2二銀、△3五歩などですが、その中から自分がいちばんわかりやすいと思う手を選びます」と話しています。実戦は△1五歩を選びました。以下、▲5三歩成△1六歩と互いに我が道をいく展開になっています。
(歩頭に金を出る強手を繰り出した渡部女流二段。控室やTwitter解説の西田四段は後手持ちの評判だ)
(武蔵)