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2016年5月11日 (水)

食事会(1)

18時から関係者の食事会が開かれました。

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神戸新聞社 面出輝幸編集局長
「里見女流王位、岩根女流三段、ようこそ姫路市へお越しくださいました。第27期女流王位戦第1局を姫路で行えることを光栄に思っております。若松七段、井上九段をはじめとする日本将棋連盟の皆様、鹿野理事にお越しいただきました日本女子プロ将棋協会ほか、関係の皆様、厚く御礼を申し上げます。地元から石見利勝・姫路市長、石田哲也・姫路市文化国際交流財団理事長にもご列席をいただいております。ありがとうございます。
 先ほどご紹介がありましたが、昨年、里見女流王位は姫路を皮切りにして3連勝で奪取しました。その後さらにタイトルを2つ取って女流四冠と、好調を維持しておられます。対する岩根女流三段は今年3月から6連勝と、素晴らしい成績を残されております。ふたりはいまや女流棋界のトップランナーで、その方々が好調を維持したまま五番勝負に挑まれます。全国の将棋ファンが初防衛か、初タイトルかということで注目しております。
 夢前(ゆめさき)は現在姫路市と合併していますが、かつては『夢前町』といって、全国で唯一『夢』が地名につく自治体として知られておりました。夢のある地で対局者は夢をつかんでいただいて、名の通り、夢の先へと突き進んでいただきたいと思っております」

公益社団法人日本将棋連盟 井上慶太理事(九段)
「姫路市では昨年度、西日本で初めて人間将棋を開催していただきました。今年度も開催の方向だそうで、感謝申し上げます。第27期女流王位戦は里見女流王位に岩根女流三段が挑戦します。里見女流王位は非常に充実されているように見受けられます。奨励会員として参加しておられる三段リーグでも4連勝と幸先のいいスタートを切られました。体調もよくなっているのでしょうか。三段リーグの翌日には熊本地震チャリティーイベントを棋士会でやらせていただいたのですが、里見さんにも急遽駆けつけてファンの方々と交流していただきました。
 岩根さんは小学生くらいのころから知っていて、結婚して加古川に引っ越したばかりの頃に小学生時代の岩根さんが泊まりに来たこともありました。会うのは久々ですが、変わらず若々しい。普段は子育てに忙しいようですが、スマートフォンでの中継観戦が勉強だと聞いています。もともとの地力があるのですが、対局できる喜びがいい結果につながっているのでしょう。対戦成績は8勝8敗の五分だそうで、全国の将棋ファンも注目しているのではないでしょうか。対戦は3年ぶりだったと思います。お互いの成長したところを盤上に表現していただければと思います」

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公益社団法人日本女子プロ将棋協会(LPSA) 鹿野圭生理事(女流二段)
「この女流王位戦には私たちLPSAの女流棋士も出場して誰も挑戦者になれませんでしたが、LPSAも参加しているということでお邪魔しました。おふたりとも関西にゆかりがありますが、里見さんは島根出身ですし、岩根さんも関東に引っ越してから長いので関西弁があまり出ません。でも棋風は関西将棋を受け継いだ、粘り強い棋風だと思っています。明日はそういう熱戦を期待しています。観戦者としても楽しみにしています」

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姫路市 石見利勝市長
「女流王位戦、姫路開催は11回目です。これからも引き続きよろしくお願いいたします。昨年は人間将棋を開くことができまして、将棋後進市である姫路も将棋ファンに少し貢献できたかなと思います。これからもよろしくお願いいたします」

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立会人 若松政和七段
「『日々是好日』ということばがありますが、今日はまさに好日かと思います。私は第1期から女流王位戦の立会人を務めていまして、走馬灯のようにこれまでの日々がよみがえります。あと3年すれば30期の節目になります。そのときは私も盤寿に近くなりますので、健康に留意してなんとか30期を迎えたいなと思っております」

(翔)

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