前夜祭 両対局者決意表明
「皆様こんばんは。本日はこのような温かいおもてなし、厚い歓迎をどうもありがとうございます。Smileの皆さんも素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。さっき見て、ジーンと、ドキドキしてきちゃって。私は3年(以上)連続でこの飯塚に来ておりますので、Smileの皆さんのパフォーマンスを見るのも3度目になります。デビュー曲も聴いているうちに覚えちゃったわ~って。本当に明るくて、かわいらしくて、素晴らしいパフォーマンスでとても元気づけられました。ありがとうございました。
明日第3局を迎えますが、挑戦者の里見さんとは普段はほとんどお話をする機会はなくて。考えてみればこういった対局の場で顔を合わすぐらいかなって、さきほどふっと感じたんです。一局一局の長い時間、盤を挟みながら対局を通して、将棋に対する真摯な姿勢、非常に高いテンションで将棋に臨んでいらっしゃるような姿勢、そういういろいろなことを感じて一局一局をこれまで指してきたのかなと感じました。
これまで対局相手にとらわれていましたが、明日はそういったことを考えずに普段どおり一生懸命指して、ファンの皆様によい将棋をお見せできればいいなと思っております。
最後になりましたが、お世話になります飯塚市の皆様、西日本新聞社様、そして新聞三社連合様には心よりお礼を申し上げます。どうもありがとうございました」
(里見女流名人)
「皆様こんばんは、挑戦者の里見香奈です。まずはじめに西日本新聞社様をはじめとして、新聞三社連合様に本当にお世話になります。ありがとうございます。そして協賛をいただいております九州通信ネットワーク様、大王製紙様、ご協力いただきましたことを感謝しております。また飯塚市の皆様にはご準備、とても大変だと思います。本当に感謝しております。
私は飯塚市に来させていただくのは今回が3度目になります。以前お邪魔したときは一生懸命に対局をすることでいっぱいいっぱいで、対局してすぐに帰ってしまってそんなに深くは覚えていないのですが、本当に温かくお出迎えしていただいたことを覚えております。
昨年休場した際には皆様にご心配をおかけしてしまいました。たいへん申し訳ありません。話は変わりますが、昨年実家でゆっくりしておりました頃、母親と一緒にテレビを見ていたのが「花子とアン」です。主題歌がとても好きでたまに見ておりました。私が実際行った所がドラマの撮影がある所かもしれない、とてもうれしいような、対局者として行けたらなと思っておりました。今回対局者として来ることができ、本当にありがたいなっていう気持ちでいっぱいです。
特に私のミスが、今回ここまでの皆様方の準備を無駄にしないように、一生懸命指して、楽しんでいただけるような将棋になれば言うことはないかなと思います。今日は本当にこのような盛大な前夜祭を開いていただきまして、ありがとうございます。明日もどうぞよろしくお願いします」
(書き起こし・飛龍、写真・吟)