■内玄関
「1906年(明治39)頃の建築当初は長屋門の正面に位置する表玄関でした。廊下を挟んで対面には二階の西洋館に上がる階段がありました。1917年(大正6)頃の増築により表玄関ができ、内玄関になりました。土間は人造大理石仕上げ、縁に小さな溝を切り、右側に履物入れを設置。上り縁は分厚い一枚板で角を丸く仕上げており、表玄関と同じ手法です。3畳敷で北・西側は板敷き。帽子掛けや傘立てもあります」
■茶の間
(掛け軸には「わが夢の あをばわかばに とけ入りて かろきこころの 朝ぼらけかな」と書いてある)
(文)