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△7七角成と角を切る甲斐女流王位。▲同金は△6八銀がある。このあと、清水女流六段は▲9三竜と突っ込んだ。
「これは逆転したでしょう。後手が厚くなりました」(チャット解説・伊藤四段)。
(吟)
図は▲5七金と歩を払った局面。先手玉が一気に狭くなり危険な状況となっている。△9五竜▲同竜△7七角成▲同金△6八銀と打ち込む手がある。先手勝勢の雰囲気であったが、にわかに控室のムードは怪しいか・・・と変わった。
(18時30分の対局室・連続静止画より)
△7八とに▲同金と取り払う清水女流六段。▲5四歩と詰めろ(▲6四竜以下)で銀を取る手があり清水女流六段が勝勢と言われている。
△9八飛に45分使った甲斐女流王位。▲7八歩に△5七歩と叩いた局面。
18時、消費時間は▲清水女流六段3時間52分、△甲斐女流王位3時間31分。消費時間も接近してきた。「▲5七歩が入ったのは大きいですね。これは▲5四歩には△8八と▲6八玉△5八歩成と王手で取る意味です」(チャット解説・伊藤四段)。 大盤解説会場への来場者は250名に達したとの情報が入ってきた。
▲5五歩と打たれた局面で甲斐女流王位の手が止まっている。「▲5五歩の局面です。甲斐さんはここで反撃をしたいところです。例えば△5七歩ですと▲5四歩△5八歩成▲6四竜で、驚く事になります。それは詰みですね。△5三玉▲5四歩△4二玉はありそうです。銀をただで取られるのは悔しいですが、背に腹は代えられません」(チャット解説・伊藤四段)。
(連続静止画より)
17時の局面。清水女流六段が激しく攻め優勢との評判だが、消費時間は▲清水女流六段3時間52分、△甲斐女流王位2時間34分。清水の残りは8分。消費時間の差は1時間以上ついている。清水女流六段は残り時間が懸念材料となりそうだ。
写真は▲9五角に△8四歩までのモニター画面。
「この攻め(▲9五角)はシンプルですが厳しいです。△8四歩▲8一飛△6二玉▲8四角△7三歩で受かっているようですが、▲同角成が利きますね。▲8一飛に△7二銀と引いてどうか?以下、▲8四飛成△6三玉▲8五竜が見えます。後手としては△9八飛が楽しみですね。それが回ってくるかどうかです」」。とチャット解説の伊藤四段。(吟)
(連続静止画カメラより)
図の△9二同香に清水女流六段が再び考慮している。
下が先手の清水女流六段。▲9二歩成△同香▲7三歩成が成立するかどうか、清水女流六段が考慮し沈んでいる。
盤面を上から映し続ける天井カメラ。