第21期女流王位戦は3勝1敗で甲斐女王が制し、新女流王位の誕生となった。
及川四段は本局を振り返って次のように語った。
「序盤は先手が飛車先を突かない工夫をして5筋から逆襲し押さえ込めそうでしたが、35手目の▲同銀成を境に後手の駒が捌けてペースをつかんだ感じです。その後は、お互い持ち味を出して息長い戦いが繰り広げられましたが駒が捌けているぶんの後手の良さがそのまま勝負に直結したようです。 観戦者のみなさん、ありがとうございました。甲斐新女流王位おめでとうございます」
(最後までご観戦いただき、ありがとうございました)
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