« 終局間近か | メイン | 不屈の粘り、冷徹な指し手 »
18時前の局面。清水女流王位が一瞬の隙を衝いて反撃に出たところだ。控え室では「おっ、これは一筋の希望になるか」とモニタに視線が集まる。図の局面に至るまでの甲斐女王の攻め方が、最善でなかった可能性があるようだ。本譜は検討の順に比べ、若干損な攻め方になっている。具体的には、72手目△5九とに代えて△5七歩がよかったのでは、とのことだ。
(文)